2017年 01月 20日 ( 1 )

奇蹟がくれた数式

素晴らしい映画だった。最近の中で一番、と娘にメールしたら、これを勧めてくれた友だちから全く同じメールがきた。2回行きそびれて本日が最終日で、でももう予定が入っていたので諦めていたら、今日は友人とランチ以外の予定をすべて反故にされ、腹がたって読みかけの本を読みながら夜の予定を待っている間にふっと冷静になって時間を見ると間に合う。それで映画館へ。広い劇場に観客は3人だった。インド生まれの天才数学者の伝記の映画化で、最初のシーンからなぜか涙が出て、ここまで終始全篇涙が出るというのはあまりない。どうしてここまで感動したかというと、やはり天才というものの崇高さがまずある。それからその天才を見出した数学者の別の意味での純粋さと信念と崇高さ、それから、天才のひらめきを聞かれた時の答え、それから有神論者と無神論者の徹底ぶりにも深く深く感動しました。インド人だからこそで、英国人だからこそという感じ。それと数学というものの魅力、内容的には自分には全く分からない世界だが、森敦と小林秀雄の対談の人間の建設にすごく感動した、あの感じと似ている。そこに植民地と宗主国の関係とか、家族とか恋愛とか戦争とか、大学人事の政治性とかちょこちょこ入るが、骨格はしっかりしていたし、役者も良かったし、最高でした。今日の約束を連絡もなく反故にしたタイ人たちに感謝。
by kienlen | 2017-01-20 21:45 | 映画類 | Comments(0)

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