2016年 07月 14日 ( 1 )

『日本会議の研究』

娘が初めての投票に来て、朝投票に行き、昼は蕎麦を食べに行き、夜はキッチン代わりの近所の食堂で食べ、その後は選挙速報を見ようということになっていて、その通りにした。池上彰の番組が面白いのにこちらでは見れないと嘆きつつ、あちこちのチャンネルを見ていたのだが、何といっても驚いたのは改憲勢力とそうでないのに二分されて説明されていたこと。え、選挙の争点これだったっけ。テレビを見ないので、いや見ようとしても気分が悪くなるので結局止めてしまうのだが、つまり、マスコミが改憲を一番の争点にしていたとは選挙中は知らなかった。だいたい選挙戦に入る時にいきなりNHKが「経済が争点」と言った時点で気持ち悪くなってしまった。で、終わるとこれで、そして、どこのチャンネルか知らないけど日本会議についての報道もしていた。もっとも何だかよく分からない内容だったけど。

対して、本の方はひじょうに分かりやすい。出版差し止めの噂が流れたりで品切れになっていたのを、重版になった時に買い、3刷目だった。読んでからしばらく経ってしまった。まず第一章の「日本会議とは何か」の冒頭が「安倍内閣を支配する日本会議の面々」で、以下、ざっと、どういう人やどういう所が関係してどういう活動をしているかの現状を説明している。次が「歴史」「憲法」。ここで日本会議の大きな目的のひとつが夫婦別姓阻止にあることに触れているが、なるほど、納得。「草の根」と「一群の人々」は、どうやって影響力を強めてきたかがよく分かり暗澹たる気持ちになる。あとがきに相当するところでの著者の言葉「このままいけば「民主的な市民運動」は日本の民主主義を殺すだろう。なんたる皮肉」。ここでいう民主的な市民運動が日本会議のこと。大変良い本でした。もっと売れて欲しいものだ。

by kienlen | 2016-07-14 20:04 | 読み物類 | Comments(2)

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