2007年 07月 16日 ( 2 )

異文化体験のために払う費用で目覚める

少し前に地方新聞で「オーストラリアで日本語教師のアシスタントのボランティアの説明会開催」というお知らせを見つけて申し込んだ。参加無料だったし、どういう仕組みなんだろうって興味と、もし格安の費用だったら興味あるなってのとで。なんといっても今はあらゆる面で行き詰まりを感じているから、環境を変えたいというか逃避願望がいつもある。で、今日が当日で出かけた。参加者はほんの7-8人。主催はNPO法人で15年ほどの実績がある。オーストラリアというのは日本語学習に対する関心が高くて、大学入試の外国語選択では日本語での受験者が最も多いそうだ。ふうん、知らなかった。それにオーストラリアの学校が4学期制というのも知らなかった。かように日本語教育が盛んであるから日本語の授業は多くの学校で導入されていて、日本も税金使ってオーストラリア人日本語教師の養成には熱心、なのだそうだ。だからアシスタントの需要もあって、ボランティア派遣の事業をしているのがこのNPO法人。31歳までだと堂々とアシスタントとしてのビザが取れるので問題ないが、それ以上になるとビザカテゴリーはあくまで観光で、文化的なボランティアもするという名目で活動が認められるそうだ。

1学期単位だから10週間が基本。特に近年は若者よりシニア世代の参加が多くなっているということ。本日の参加者も大方がシニア。で、ホームステイの費用は抜きで、自己負担が約65万円~ってこと。よって滞在費含めたら100万は超えるだろう。ここまでだと自分の場合、経済面において一考の余地もない。目的はほとんど異文化体験で、その受益者は参加者であるから受益者負担の考えに沿っているという趣旨には何の異存もないけど、この説明会を聞いていて自分のバカさ加減に呆れることができたのは収穫だった。シニアってのは、つまり一般的には余裕がある世代ってイメージだろう。私はシニアでありながらまだ子育ての真っ最中でろくな仕事もなく貧乏なのである。それでいてこんな説明会に来ている。息子をバカ呼ばわりしていることを強く反省する。それは私だ。異文化体験なんぞ、毎日しているぞ、子供も異文化、夫も異文化、日本社会も異文化、異文化には不自由してないぞ。帰りに夫の店に寄ろうと思って足を踏み入れたら3人のタイ人スタッフと1人のタイ人のお客さんがカウンターに並んでいて異文化だったのでそのまま帰った。やっぱ、全然不自由してない、といより、この異文化が悩みなのだと目が覚めて家に帰り、子供達に優しく接して平和な夜を過ごした。
by kienlen | 2007-07-16 22:21 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

この時期の訪問者はコレ

パチンコで儲かった友達がランチをごちそうしてくれるという。持つべきはパチンコに強い友。付近のビストロに自転車で行き、ランチのセットを頼む。「ワインもいこ」と言われて断れるわけない。赤を1杯。彼女は今夜タイに行くので「万が一の時にサ、×ちゃんにごちそうしておけば良かったって後悔しないようにねえ」とか言っている。そんな風に思ってくれる友がいるなんて。今日は地震もあったし、いつ何があるか分からないという事の確認は折りにふれてするわけだ。1杯のワインはちょうど気持ちがよくてソファにひっくり返って、今日は小説にするかって思って奥田英朗の『サウスバウンド』を読み始めていたら玄関のチャイムが鳴った。今ごろ誰だ、心当たりはない。開けたら、中学の時の同級生だったから何十年ぶりだろう。「なんで同級会来ないんだ」などと、立ち話を始めようとするので家に入れる。「参議員選のお願いなんだけどサ」と言う。そっか、この時期はこれか。政党名は言わなくても分かるから「いいよ、分かってるから」と遮る。でも候補者いないじゃん。「比例は頼む」ということだ。それで次に「9月はこっちを頼む」と自分の写真入り名刺を出した。「へえ、出るの」と言うと「ウン」だって。

「ふうん、就職先探すより議員に出る方が職を得られる確率高いよねえ」と言ってみたが、くだらん質問には肯定も否定もしない、すでに政治家的態度が身についている。「お宅の党、問題ありじゃないの、○とくっついちゃって何よ」と言うと、ああだこうだと説明するから「そうやって政治的に考えるのって嫌いなんだよね」と言うと「嫌いなんて言っている問題じゃない、政治は身近なんだ」と説教される。私に説教するより、そんな時間があったら投票に行かない人を行くように促す方がいいかもよ。私は投票には行くんだし、個人的な事は政治的な事だと思っているし。与党側にいないと何もできないんだ、政治を変えるには時間がかかるんだ、あれもやった、これもやった、の話になる。「アタシは別にあれしてくれ、これしてくれって言ってないけど」とまた遮る。「でもねえ、軍事費にお金使うようになると教育福祉が削られるわけでしょ、それ狙っているんじゃないの、歯止めかけてるように見えないよ」と言うが、そんなことはない、の一点張りだった。ここで話していても不毛、でも、じゃあどこで?って思ってしまう。
by kienlen | 2007-07-16 17:31 | 社会的話題 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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