本気で追い込み態勢

タイ行きを決めておいて、その後「ドバイの弟が帰宅できなくなったから」と撤回していた夫が突然「やっぱり行く」と言って、しかもチケットはもう買ったという。となると、私は絶対に正月早々には仕事を終えていないとならない。ということは今しかない。ということで、今日は仕事をしていた。幸い、一時期どうも食欲がなくて、このままダメかと思ったのが盛り返して今日は朝から空腹感があって食事だけでは足りずにポークジャーキーを口にくわえていたところに玄関のチャイムがなり、こちらがドアを開けるのを待たずに客人が勝手にドアを開けた。ウチは生活スペースと外の間の緩衝地帯ともいうべき玄関の相当する空間がないからポークジャーキーをくわえているところも何もかも丸見えだ。その人は小さな建築会社の社長である。カレンダーを渡される。どーぞ、と上がってもらったものの、部屋の状況は惨憺たるもの。一応事務所だからいつ人が来てもいいようにしている、と言いたいところだが、今はそれどころじゃなくて散らかり放題である。それでも「コーヒーでも飲みますか?」と聞いたら「いいよ、飯食いにいくから、アンタも行く?」と言う。食べたばかりだったがまだ入るから付き合うことにした。

付近のうどん屋へ。建築会社は倒産が多いし、私の友達でもつぶした人がいるが、この社長は愚痴愚痴言うよりも新しいアイデアを次々と出してくるから話していても楽しい。「今日、地鎮祭だったんだよ」と言うから「それはおめでたいじゃないですか」と言うと「でもさあ、次があるかなってすぐ考えるんだよな」「そりゃあ社長だもん、一生その心配でしょ、アタシだって社長じゃないけど同じですよ、ウチなんかみんなそうですよ」と、まあ、共感できるものはあるのである。私は今はちょっと取り込んで部屋もあんな状況で失礼しましたが、来年は暇ですからねえ、毎日掃除してきれいにするかもー、などと言いふらす。こう言っておくと仕事をくれるかも。うどん屋では「小盛りを」と頼むと「はい」と受けてくれるから「機転のきかない所が多くて、何か注文つけると対応できない店もあるのにいいですよね、小盛りもできるのは」「だからって値段が変わるかどうか知らねえがな」などと話す。マニュアル通りの電話なんかが続いた後だと生きたコミュニケーションにほっとする。足下を見ることである、特にこんな時代は、と思った。
Commented by jun at 2008-12-22 21:53 x
お変わり自由や食べ放題が横行する中、小盛っていうのもいいですね。確かに足下には意外といい仕事が転がっている気がしてきました。
ご教示有難うございました。異業種なので、仕事は回せませんが、何かあったら頼みたいとは思っています。
Commented by kienlen at 2008-12-23 13:35
junさん、こんにちわ。いつもありがとうございます、それにお仕事の心配まで、ありがとうございます。お互いさまで転がっていくようなのがいいですけど。
by kienlen | 2008-12-21 19:05 | 仕事関係 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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