旅行会社の役割

今回のインド旅行は初めて団体ツアーの一員として参加したものだった。メンバーのほとんどがお寺さん関係というもので、主な目的は仏跡巡りと法要。ツアーの名称も高僧の名を冠したものだから、そのネームバリューもあって、誰が見積もってもお高いツアー代金の根拠になっているはず、と思う。であれば、である。それなりの付加価値をつけるのが商売ってものではないだろうか、と私は消費者として思うし、もし私が商売しているんならそうじゃないと恥ずかしい。しかしその点ではひじょうに不満の残る内容だった。ただ私の場合、いろいろなツアーに参加してないので比較できないのが弱いところ。でもお寺さん関係はインドや中国はもちろんだが、結構出歩いている人が多くて、添乗員の不手際にムッとしているところに「アナタね、団体ツアーがみんなこうと思っちゃダメよ、ここはひどいわね」と知らないお寺さん関係者から耳打ちされたから、やっぱひどいんだろう。ま、旅行前のやり取りで想像はしていたが。ちなみにその旅行会社はネコちゃんより紛失荷物が多いと噂されている運送会社と同名だった。

旅行については疎い方なのでよく分からないが、感じたのは、つまり多分昔の団体旅行と違うんじゃないだろうか、今は、ということだ。個人じゃ行けないからツアーに参加するという時代じゃなくて、個人より充実したものがあるからツアーにするってことじゃないか。特に今回のように冠付きのはそれ。しかも目的は明確。だったらサービス内容に悩むことはなくて、この分野の専門性を高めればいい。このツアーの由来を話してくれると私だったら楽しい。ガイドさんもこの分野が得意な人を付ける。添乗員はその点を強調して吹聴したっていい、それなりのことをしてくれれば。そういうことは一切せずに、パーティーでお腹いっぱい日本食を食べた直後の夜の10時近くにおにぎりとインスタントみそ汁を配布されても困る。男子高校生なら夜食にいけるかもしれないが、高齢者中心のツアーである。バスで移動の時は「トイレ休憩は取りますから早めに言って下さい」とアナウンスした直後に現地のガイドが「トイレはない」とアナウンスする。どっちが本当なのか知らないが、少なくともどこでもトイレ休憩できるような気配は皆無だった。ホテルのランチボックスだって、あんなおざなりなのは、客をバカにしているとも言える。それはつまり旅行会社の力の問題だと思う。そもそもメンバーからは「あの添乗員英語できないんじゃないか」という声もあがっていた。ヒンディー語ができるようにも見えない。飛行機の中で記入する出入国カードの略語が分からなかったので、ちょっとかまってやろうって気もあって尋ねたら、答えられなかったのにはさすがにびっくりした。

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by kienlen | 2008-11-23 21:59 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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