見習いたい?エスニックビジネス

そんなわけで火曜日の店番は夫と一緒になった。アルバイトのジュンコさんもいるから私はカウンターに座って飲食モードでいたら、タイでよく食べた豚肉ソーセージのヤムと鶏肉のハーブ蒸しが出された。どっちも大変に美味しい。美味しいタイ料理を食べる時の幸福感というのは、なんか格別なものがある。しっとりするのでもなく、力が沸いてくる感じなので、テンション低い自分としてはいいバランスで元気になる。料理と性格の相性というのはあるんだろうな。元気な人は精進料理でパワーダウンした方がいいかもしれないし。夫が「マレーシア人が店を広くした。何でもあって面白い」と言う。そこにタイ女性が入ってきて料理を注文して「マレーシア人の店は楽しいね」と言っている。タイの食材販売のマレーシア人の店がタイ人社会で話題になっているらしい。それを聞いて俄然行ってみたくなった。「行きたい」と言うと「座って話しているだけでも面白いし、ビールも飲める」と夫。じゃ、挨拶がてら一杯ビール飲んできてもいいしな、と思って出かける。

マレーシア男性が広々とした店内で1人で商品を並べていた。挨拶するとくっついてきて説明してくれる。「タイのものはいろいろあるから簡単ね」って、日本語的には意味不明なご説明。タイの商品は豊富に入手しやすいから営業が楽って意味かも。他には台湾製を扱っているそうだ。「台湾人多いもんね」と言うと「多いけど、ダメ。みんな自分で買う」という意味らしいことを言う。この人、タイ語も日本語も中国語もマレー語もできるのだが、さすがにすべて完璧とはいえない。タイ製のザクロジュースとマンゴージュースを手に取ったらすかさずカゴを渡してくれる。「ミルクティーもあるよ」と言われる。なんでミルクティーが登場するのか不明。冷凍庫を見ていると開けて「ほら、何でもあるよ。これは豚の足。切ってあるから楽。こっちは切ってないの」と出して説明。「プラーケムもある、ナマズもある、塩アジもある」等々次々説明。私、知ってますが…。棚に戻ると「これは台湾製のビーフンね」と大きいのを取り出して見せてくれた。私、読めますが…。調味料も説明。「タイ料理っていちいち調味料入れているけど、これ使えば他はいらないよ」と、極辛の調味料を紹介。「僕もタイ料理食べるようになった。トムヤムクンはダメね、エビは高いし翌日になると固くて美味しくないから豚足のトムヤムがいい。安いし次の日温めると同じ味だから」…。しゃべるしゃべる。インスタントラーメンとジュースを買って店に戻ったら夫が「すごくよくしゃべってうっとうしいでしょ、まるで女みたいなんだ」と言う。ここで女みたいって言い方はうっとうしいが、脈絡なく商品を勧めるタイの店員さんを彷彿とさせる人だった。対面販売の原点は東南アジアにありか。
by kienlen | 2008-10-08 14:15 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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