18人に対してダダダと100問『インタヴューズ』

ふとした出来心で買ってしまったとしかいいようがない本。2000円もした。三修社で2006年刊。こんな高い本をなんでって、たまたま本屋で見つけて、たまたまその時にそういう気分だったから。無駄なのかどうか分からない。でもどうも図書館でよりも書店で見つける本の方が読む率が高いからしょうがない。タイトル通りにインタビューを並べた本だが、並のインタビュー本と違うのは、有名人相手に15分とか30分とか限られた時間の中で100の質問をすると決めて、ほとんどそれが目標になっていることで、答えより質問の方が面白いかも、という点。南ドイツ新聞マガジンというのに連載したもの、ということだ。著者はモーリッツ・フォン・ウースラーという人で訳者はいろいろ。登場するのはミック・ジャガーとかジョージ・クルーニーとかヒラリー・クリントンとかエルトン・ジョンとか、有名人18人だが、私が少なくとも名前を知っているのは半分くらいかな。

インタビューアーがどういう人かちょっと書いてあるけど、貴族の出身でかつ野良猫でもあるということ。それはうってつけなんだろうという感じ。で、特に何が面白いというのでもないが、酔っ払っている時とか、眠りそうになりながらとか、食べながらとか、昨夜みたいに時々目が覚めてそのたびに枕元の本を開くなんて時に、考え込まなくても読めるのがとっても便利だった。そもそも飲みながら答えている人も多いし。なんとなく飽きずに読み終えてしまって、なんとなく少しその人が分かったような気になるし、それと、どうしてここまでセックスについて必ず聞かねばならないのか、男性だったらゲイについても、というのが面白かった。メディアの性格からなのか聞き手の嗜好なのか読者の要望なのか。何しろ1問1答形式で問いの間につながりはないから断片的なのだが、それでもかなり感銘を受けた人が1人いる。シベル・ケキリという23歳の女優。ドイツ在住のトルコ移民家族育ち。全然知らない人だけど、この人が出る映画を見てみたいと思った。
by kienlen | 2008-09-12 17:14 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31