田舎のお通夜

今朝、父親から本家のおじいさんが亡くなったという知らせがあった。もっと近い関係の伯母が亡くなった時には連絡もこなくて、葬儀を終えた後に知らされたが今回知らせがあったのは来て欲しいということだろう。よく知っている人だからもちろん行くことにした。ただ葬式の日程は仕事でどうしてもムリなので今夜の通夜にした。90歳を過ぎているから老衰みたいなものだったと言う。「わがままな人だから入院はできない」ということで畳の上でヨメに看取られて静かに亡くなったそうだ。つい先日の葬式は47歳の人だった。その前は50歳だった。その前は48歳だった。ガンだったり自殺だったりだった。それに比べると安堵感のある死である。読経の後で遺体を棺に納める時、そういえば、と思い出した。前から聞いてみたかったこと。祖父がやはり自宅で亡くなった時は小学生だったが、自分の記憶の中に棺おけに土をかけているシーンがどうしてもある。でも、当時土葬ってことはないでしょう、と人に言われたこともある。お棺で思い出して聞いたら父が「土葬だった」と言うので、あれは確かな記憶だったんだと思った。

自分がもうすごく長く生きて来たような気がする。土葬の時代を知っているんだ。村の衆も集っていた。葬儀に出席する関係というのは村の中で決まっていて、それは単なる距離の問題ではない。そんな掟が次世代に伝わるのだろうか。もっとも次世代はもうここに住んでいないのだ。宴が始まったので帰ろうとしたがもう少し付き合うように言われたのでウーロン茶を飲んでしばらくいてから帰ることにした。そしたら外が真暗で歩くことができない。夜の暗ささえ忘れる生活をしている自分。昔はこんな暗闇の中を通学していたのも自分。よく怖い夢にうなされたのは夜道を歩くのが単純に怖かったからかもしれない。でも明るい道を知らなかったから。怖気づいていたら母が懐中電灯を持って、車を停めておいた場所まで送ってくれた。この間会った友達が、母親がアルツハイマーになったということで症状を話してくれた。ウチは大丈夫かと気になる。たまにしか会わないから気付くまでに時間がかかるかも。先延ばしできるものはしたいところだ。ちょうど仕事が一段落したところだったのでいいタイミングだった。またブログの更新に励むことにする。
by kienlen | 2008-09-01 23:32 | 出来事 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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