映画「クライマーズ・ハイ」を見たけど

友人のお勧めだったからこの映画を見た。金曜日が女性1000円になるから今日にしたのだが、安い日を待っていて見逃すこともあって、そんなケチくさいことを考えずに1800円払おうと迷いつつ最終日の今日にして良かったと思った。これは私ははっきり言って全くダメであった。何のかんの言いつつ映画ってそれなりに楽しみを見出すことはできる。役者がいいとか風景きれいとか何とか。でも、これは何も感じなかったなあ。なんでだろうか。横山秀夫の原作を読み損ねていたせいかもしれない。これは友人から借りていて通常なら必ず読むはずの本だった。横山秀夫は好きだし。ところがその時に子どもが2階の水道を出しっぱなしにして1階が洪水になるというとんでもないトラブルがあって落ち込みすぎて未読のまま返却してしまったのだった。それで映画である。なんか、作っている人の本気さを感じなかったのはなぜだろうか。だいたい何を描いているのか全然分からない。500人以上の死者を出した日航機墜落事故の報道合戦というには、それが何か?って感じで深みを感じなかった。組織内の権力争いか、だから?つまり私はこういうことに興味を感じないのだろうと思うが、それでも描き方によっては興味を感じるからなあ…。

事故の悲惨さを描いているんでもないみたいだし、航空業界と国の癒着とか暗部を描くんでもないし、一体何何何???山登りの部分の描き方も征服欲とか競争心にかなり欠如している私にはよく分からないし、分からなくても面白ければいいけど面白くもないし。感動も皆無。誰にも感情移入できない。なんかテレビドラマみたいだった。まあ、テレビドラマを本気で見たことないからイメージだけで決めてはいけないが。これが何で結構話題になっているのか最後の最後まで分からないどころか、最後のシーンなんて、ニュージーランドにロケに行きたくて付けたのかい、なんて思ってしまった。ああ、疲れた。まあ、感性が合わないんだろう。これを見ると「実録・連合赤軍」にはパワーがあったなあと思う。しかも全体に漂う人生を突き放した感じは逆にこちらをしみじみさせるが、今日のはそれも皆無。これを勧めた友人に何が良かったかうかがって視野を広めることにしよう。そういう意味はあった映画ってことにしておこ。
Commented by 雹子 at 2008-08-25 16:43 x
そうか、そうですか。
薦めた者の、作品に対する思い入れ、思い込みってあるかな?
最後のNZは私も?でした。
堤真一のファンなので、押し付けもあったかな?
新聞社に一度身を置いたものの郷愁見たいのも否定できないですが、あんな小さな世界の中で大きな社会を切り取っているという、表現悪いけどマスコミの自負心というかエゴというか、それを皮肉っているというのも部分的には感じましたが。

横山秀夫原作を知っている者にとって、
マスコミの、新聞社の業界内部を少しでも知った者にとってはまあ、好感持たせても、それじゃあ内輪受け、ってことかもしれませんね。
Commented by kienlen at 2008-08-25 17:54
雹子さん、コメントありがとうございます。
>表現悪いけどマスコミの自負心というかエゴというか、それを皮肉っているというのも部分的には感じましたが

私の場合この部分が感じられずじまいでした。あくまで自負心ばっかりが感じられた。そこが物足りなかったな。やはり原作を読むべきだと思いました。
by kienlen | 2008-08-22 18:25 | 映画類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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