『フィリピン-日本 国際結婚』

予定不履行の日だった。何も実行せずに何をしていたかというと、この本を読んでいた。正確には、仕事をちょっとやっては飽きて読書の繰り返し。国際結婚の本というのはそりゃあ私もその端くれなので当然興味があって、見つけると手には取る。で、何冊も読んできた。多いのは体験記で「僕の妻は○○人」とか、そのタイプ。それはそれで面白いんだけど、当方だって夫は外国人なのに、何か面白いハプニングが起こるようなそもそもの接触のない日々なので、最近とみにひがみっぽくなって「はいはい、羨ましいです」なんて、ヘタすると思っておしまいなんで読まなくなってしまった。もうひとつのグループは、量がそんなにないけど学術書で、これは一応資料として確保のつもりで持っているきりあんまり読んでない。資料って趣味で読むには面白みに欠けるし。何が欲しいかというと体験もあって資料価値もあって臨場感もあってデータ等の根拠あってというのなのだが、これは多分そんなに多くないように思う。

この本はよって貴重な1冊ではないだろうか。なんてたって著者の佐竹眞明さんとメアリー・アンジェリン・ダアノイさんは日本人とフィリピン人のカップルで且つ研究者である。且つ、ここが重要と思えるのが、子どもを3人持って地方都市で暮らしていて日比カップルと日常的に接していて、日常がフォールドワークみたいなものなんだろうと想像できる。表現は平易で難しい専門用語も出てこないが注釈はたくさんあって横書きだ。でも注釈が各ページの欄外にあるのは読みやすくて結構。ここまで優しくしているのは大学生向けのテキストなのかな。とにかくひっかかりなく簡単に読めて、日比結婚の概要が分かるようになっている。私はどうしてもタイと比べてしまうわけだが、やはりかなり似ていない。このへんは考察してみたいところ。
by kienlen | 2008-08-09 21:56 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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