『理性の限界-不可能性・不確実性・不完全性』

感想書きたいけど書けない。難しかった。「選択の限界」という1章目はそんなに難解じゃなくて面白く読んだが、2章目の「科学の限界」は自分にはムリでおぼろげ。3章目の「知識の限界」はまあまあというところ。著者は高橋昌一郎先生。難しそうではあると思いつつもこの本を買ったのはシンポジウム形式だったからだ。数年前に杉田敦『デモクラシーの論じ方』が傑作で感動して以来、対談みたいな形式が好きになってしまった。それから私自身も、基本的には苦手な、人と話すことによる刺激と創造性に意識的になったような…気もする。この歳までそれに気付かなかったのは迂闊だった。

これはもう書き手が楽しんでいるなって思う。登場人物に計画性があるのかないのか思いつきもかなり入っている感がある。司会者がいて、一般人を代表する「会社員」は定石だろう。「運動選手」というのもありそう。専門家筋としては「生理学者」だの「カント主義者」だの「国際政治学者」だの「数理経済学者」だの「方法論的虚無主義者」だの次々と登場して自論をぶって、まあこれもいいのだが、気になったのは「急進的フェミニスト」さんである。唐突に登場して本題とズレつつチャチを入れる役割。余興というにはステレオタイプで手抜きで笑えないし…と、感想書けないから余談に注目するしかなかった。それを見越して親切で登場してくれたんだろうか、急進的フェミニストは。
by kienlen | 2008-08-09 00:31 | 読み物類 | Comments(0)

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