4ヶ月、3週間と2日

また日付が変わってしまった。今月は飛び飛び。で、映画の舞台は1987年、チャウシェスク独裁政権の末期の頃のルーマニア。それだけの知識で長距離ドライブして観に行った。始まりが夜9時だから終電に間に合わないのだ。仕事だったらやるが、映画のために深夜に100キロ近くを1人で運転して帰るのも怖いので諦めていた。ところが友人がランチしないかと連絡くれて一緒に食べて、もしやと思って映画の話しをすると行くというので付き合ってもらうことになって決心。娘の洋服と文房具を買いに行く約束をキャンセルして行くことにした。遠方まで行くのだから、しかも友人を誘ったのだから、時間の間違いがあってはいけないと思って出がけに公式HPを急いで見たがどういうお話しなのか理解できない。ま、いいや、で、出かける。映画なんて観てみないと分からないんだし。

友人がパンフレットを購入したので、上映前に読ませてもらって少し想像してみた。チャウシェスク政権が崩壊して夫婦で処刑された時はバンコクにいた時だった。それは覚えている。孤児が多いとか、HIVの感染が多いとか。でもその程度。話しはごくシンプルだった。大学の寮のルームメイトの妊娠中絶を手伝う主人公の1日である。登場人物も少ないし、描かれているのはたった1日だし、大きな展開があるわけではない。それでほぼ2時間。でも全く飽きなかった。独裁政治の下で抑圧されることの怖さが、抑えた表現からあふれるように伝わってくる。どの人物もリアリティがあって感情移入できるし、大事件が起きるわけではないのにハラハラし通し。制作する人、演じる人の力量だけでもっているようなもの。苦手な人には苦手かもしれないが、私にとっては価値があった。
by kienlen | 2008-07-06 01:33 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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