『ロックよ、静かに流れよ』

ちょうど20年前のだというこの映画を昨夜見た。一夜限りの特別上映で、監督とプロデューサーのお話しも聞けるということだった。私はそういうのはあんまり興味ないが、2000円のチケットを買ったのは酔ったついでだった。配布されたパンフレットを見ていて、ふうん、と思った。この映画が封切られた1988年というのは、私がバンコクに行った年だった。パンフレットにはこの年の出来事が記してあった。ソ連でペレストロイカが始まり、東京ドームや瀬戸大橋が完成した。昭和天皇の病状が悪化した。オリコン年間シングルチャートもあって、4位に男闘呼組が入っていて、その子達がこの映画の主人公のようであった。このあたりは私は全然疎いのはしょうがない。もともと疎めな上に日本にいなかったから。始まりのシーンは、最後まで見れるかなと不安になるものだった。ただ主人公が高校生男子、中学生らしい妹がいて、そのきょうだいの様子がウチの場合に似ているのが共感で見ていた。

東京から、親の離婚で地方都市に引っ越して転校。そこでツッパリ仲間とツッパッて学校からは睨まれ、面白くねえよなって感じで過ごして、ロックグループを作ってコンサートをしようという直前に1人がバイク事故で急死。コンサートは結局追悼になるという話しで実話に基づいているそうだ。それで結局の感想といえばなかなか良かった。いい映画だった。役者もいかにもって感じで良かったし、自分として誰かに感情移入できるようなものではなかったけど、人間臭さみたいなものがいい意味で感情のどこかを刺激する。それにしても時代は変わったものだ。ツッパリなんて言葉が今もあるのかどうか知らないけど、流行ってはいないだろうし、レコードショップに並ぶのはレコード版だし携帯電話も出てこない。今の映画じゃあ考えられない。あの時代だったんだな、と感慨深かった。一緒にチケットを買った友人が体調不良で来れないということでまたひとりだった。店番はバイトに頼んで遅刻して行くと、友達が何人か来てくれて、その中には2回も来てくれる子もいて遅くまで話し込んでいた。
by kienlen | 2008-06-11 17:09 | 映画類 | Comments(0)

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