『外国人の子どもの不就学-異文化に開かれた教育とは』

昨日は、付近ではあるが各地点を転々としていて、夜はいろいろと片がついた安堵感のあったところに友人から誘われて町に出てビール1杯と日本酒グラス1杯と薬酒グラス1杯を、時間かけて食べながら飲んで、たいした量とは思えないのにフラフラに酔ってしまって寝てしまったため書けなかった。10日間くらい自分なりにはシャンとした日々で、たった10日でこれかい、と思うと我ながらがっくり。ちょっとやり残しがあったのを午前中にやって午後1件出かけ、全体に緩い時間配分なので合い間合い間にこの本を読んだ。著者は立教大学の佐久間孝正先生という方で私としては初めて読む先生。取り掛かったのは随分前だが、正直、読みたいって感じにならずに字面を追っていただけの感じがする。テーマは興味あるのだが、こういうアプローチは、研究の時の基礎知識としては必要かもしれないが、ううん、それにしては厳密さに欠けるような気もするしと、何やら煮え切らない感がぬぐえないまんまだった。

どっからのアプローチかというと、日本の教育システムとか国の入国管理とか自治体の政策とか人権とか、施策側からであって、それに徹している。よって外国人の状況の掴み方というのもマクロから。となると、私なんかの興味からすると、当事者不在が物足りない。どういう制度も何かしら問題があるだろうし、日本の制度の問題の指摘はごもっともと思う点もたくさんあるけど、どうも相手が描かれていないと、外国人というのは皆無力で情報収集能力もなくそれぞれのネットワークもなくずるい立ち回りもせず日本社会に放置されているだけ、のような単一なイメージが浮かぶだけで、それってちょっと違うんではないかと直感的には思ってしまう。こういうアプローチは、何だったかな、構造的アプローチとかいうんだったかな。もちろん目的がそっちにあるのだから、それはそれで方法なんだろうけど、著者の姿も見えずに無機質で、自分の関心からは遠い本であった。ペラペラ見た時点でそのあたりは想像できて、でも夜間高校での外国人の受け入れとかあんまり見かけない所にも光を当てているようで読んだわけだが、もうちょっと掘り下げていだけるとありがたかった。それともうちょっと面白くしてくれないかなあ、一般書として作っているようだから。何につまらなさを感じるかを分析してみると自分の偏りも見えてくるという点では参考になった。
Commented by jun at 2008-05-28 15:52 x
「開かれた」とは、いい形容詞ですが、我が市の若手議長も「開かれた市政」と言っていましたので、さっそく川柳を作りました。
「開かれた 市政を謳う 族議員」
前回のコメントでは回文の単純なミスをしてしまったのでしばらく回文は封印します。ああ恥ずかしい。
さて、妙に酔う時ってありますよね。私は昨夜は家でキャンティを飲みながら同名の伝説のレストランのことなどを考えていました。(ユーミンが高校時代から通っていて、かまやつひろし等と交流していたと言う)
グラス一杯だけでしたが。近くにワイン持ち込み可のいいレストランがあり先週そこで飲んだ残りでした。
Kienlenさん程、実践的な語学が出来て現状を常に見ている人にはどんな著作も通りいっぺんのような気がします。
それにしてもあまり面白くない本でも読み通すっていうだけでも尊敬に値します。

Commented by kienlen at 2008-05-29 00:03
Junさん、今日(昨日になってしまった)映画を観に行ったら何人か知り合いがいて、その中のひとりがJunさんの知り合いでした。誰かな、お楽しみに。回文の怪、解けた。
by kienlen | 2008-05-27 16:26 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
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