ラオスに行くらしい友から電話

タイ人の妻と子を養うために、在住していたバンコクから日本に出稼ぎに来たまま、タイでの仕事が見つからずに帰るに帰れない状態が続いているバンコク時代からの友人から電話があった。いつも暗い話しばかり。仕事がキツイ、金がない。ところが今日はちょっと様相が違う。もったいぶった感じで「それがさあ、Mさんからラオスに来ないかって誘われている」という。Mさんはタイで大人のための撮影をしていて逮捕されて国外追放になって家族と離れてラオスに移住している人。「いいなあ、ラオス、いいじゃん」と言うと「仕送りするための銀行あるのかなあ」と言うから、タイ資本が早々に入っていて問題ないない、と言ってあげる。次の心配は「エ○ビデオレンタルできないよなあ」というもの。深刻らしいから「自分で撮影すればあ」と進言したら、Mさんを手伝っていて逮捕寸前で逃げ帰っただけに本気で「もうコリゴリだ」と言っていた。撮影で国外追放になってラオスで同じ撮影して捕まったらもっと大きなニュースになるよお、と言うが、さすがに冗談も言いたくないらしく相手は黙っていた。

当人は自分のことなのに「ラオスで何やるんだろう」と盛んに心配している。大豆作りをするらしい。例のバイオ燃料か。「楽しそう、いいなあ自由で、ウチなんか子供がいてどっかに行けないよお」と言ったら「オレだって同じだよ」「だって奥さんが子供みてるんだからいいじゃない」「あのさあ、仕送りしてんの。キツイ仕事して帰りにラーメン1杯食いてえなあって思っても我慢して送っているんだぜ。歯が痛くても歯医者に行かずに送っているんだぜ、何も自由じゃねえよ」「だからラオスに行けるんならいいでしょ、タイは近いし、タイ語は通じるし、今日本人も結構いるみたいよ」「へえ、いるの日本人」「らしいよ」「変わったなあ」「らしいよ。私も行きたい」「まあねえ…」。何が転じて何になるか分からない。まだ長いといえば長いかもしれない人生。
by kienlen | 2008-05-18 23:12 | タイの事と料理 | Comments(0)

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