抽象世界に逃げ込みたい

ある事情あって元気がない。ある事情を持ち込む人物は今のところひとり。ふたりいたら対応できないから諦めがつくのだが、ひとりは半端である、という冗談もでないほど憔悴している、という図を思い浮かべて自分を慰める。今日、日本語のできないタイ人の子の特別支援ということでまたうかがった中学校では、生徒と一緒になって総合学習の時間に出席した。この授業はアクティビティだったので横でコソコソ説明して参加できるようにした。ゲームもあった。サイコロを振って出た目の数だけ進むと、そこに質問文が書いてあって、それに答えることで、その子の人となりを知ろうというような目的。好きなテレビ番組だの趣味だのハマっているものだのという質問に混じってこっそり「人生とは」とか「青春とは」なんてのもある。日本人の子のサイコロの目がそこを示したので、それをタイ人の子に伝えたら、その質問に彼はのけぞりつつ自分なりの答えを即座に述べた。「闘いである」と。一方、日本人の子達はしばらく考えて誰も答えを言わずじまい。私は面白いなって思いながらそれを見ていた。

で、今になって突然、あのすごろくの質問が渦巻いている「人生とは…人生とは…人生とは…ぐるぐるぐるぐる」。答えも渦巻いている。最初に順番が来たら「試練」と答えよう、次に当たったら「修行」と答えよう、もしまた次があったら「冗談であって欲しい」と答えよう。次がきたら「試練にあって修行して冗談だと分かりました」って答えよう。まあ、心の準備をしたところでそういう順番になるとも限らず、それも人生だしな。こういう事情にご縁があったのも人生ですし、ありがたいことだと思うことである。試練をありがとう、修行をありがとう。「ホントにありがたいよ」と友人への電話で言ったら「歳取ったね」と言われた。この時は別の事情だったからここまで深刻じゃなくて冗談半分だった。つまり細々の個人事業なんかしていると人とのつながりのありがたさをしみじみ感じるよね、財産それしかないよね、と2人でシミジミしていたわけだが、数時間前の自分は余裕だった。取り戻せるのだろうか。
Commented by jun at 2008-04-29 09:04 x
「ホントにありがたいよ」をそのまま逆に読むと
「酔いたがり兄トンボ」となります。人生の憂さを、つかの間晴らしたい兄は酔いたがっていて、極楽トンボ、くらいの意味でしょうか。
失礼。
また、今の日本。「人生は、敗戦時」 (回文)
          じんせいははいせんじ
第二の敗戦とも言われましたが、今、第三の敗戦にならないようにしたいものです。
個人的には加島祥造さんみたいに捉われない生き方が好きですがなかなか出来ません。
ではまた
Commented by kienlen at 2008-04-30 17:33
捉われない生き方だったら出家がいいかもです。加島さんって誰だろう、知らない、すみません。お坊さんかな。もっともすべてのお坊さんが捉われない生き方をしているとは思えませんが。
by kienlen | 2008-04-28 23:04 | その他雑感 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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