賢い消費者って何だろう

夫が車を買った。今まで使っていたのは、私が弟の中古を譲り受けて乗って、それを夫に譲ったもの。車検の時期がきて迷って「子供にお金かかるし我慢しよう」ということで、いったんは車検を取ることにしたが、見積もりが20万近くするし、それであとどのくらい乗れるかもよく分からない。昔のタイやラオスで経験した車に比べたら充分OKのようにも思えるが、車検屋が何か探してくれるということになったらしく、しばらく保留にしていた。夫は中古車も見に行ったようだ。30万円のがあったけど臭い、とか言っていた。こういうことに口を出すのは面倒であるが、少しは気にしないとならないのは、何しろ外国人であるからだ。明細を見て全部理解できるわけでもないし。かといって一緒に歩くのは面倒だから、何か報告があると耳では聞いていた。で、結局車検屋のツテで試乗車、つまり新古車というのを買うことになったわけだ。息子の様子を見ていると、とてもじゃないが高等教育機関で学ぶような人には思えない。かといって就職はもっと難しいだろう。考えるとめまいがするだけなのでやめた。「車買ったから学費難しいと思うよ」とだけ言っておく。

この間、ミスター年金の長妻昭氏の講演を聞いた時に、米国が何でもいいとは思わないが市場の暴走を管理するのが政府の役割である点では徹底している、というような話の中で、例として上がっていたのが、車のディーラーや修理工場は車の保険を売るのは禁止であり、保険会社は車種や色による事故率の統計を発表していて、それによって保険料額も決まるので、メーカーが保険会社に設計段階から相談に行って安全性を高めるということだった。ところが日本ではディーラーや修理会社が保険を扱うのが当たり前、これは癒着につながるし、だから事故率も発表されないし、消費者は重要な情報から隔離されているということだ。なるほどな、と思った。しかし…。私などのように、自分で関心ある事、自分である程度分かること以外は首を突っ込んだってそもそも分からないし、相手がプロだったら素人を騙すのなんて簡単だろう、それがプロってもんだろう、と思う者にとっては、信用できる専門家に任せたいのである。よって、車に関しては父の代からの付き合いの修理屋にお任せ。理由はこれまでのお付き合いで信用できると感じたからだ。ここはもちろん保険も扱っているが、それは私の方で別の付き合いがあって加入していない。でもそっちの方の変更連絡なんかもやってくれて、面倒くさがりの私にはありがたい。ついでに保険もここならもっと楽だったなと思う。これは愚かな消費者の態度なのだろうか。つまり信用できる人が多ければ無駄な労を使わなくていいことで、管理よりこっちの方が私の理想とするところなのだが。それと、地元の小さな商売の生き残りはここにしかないと思うのだが。
by kienlen | 2008-04-18 12:01 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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