onceダブリンの街角で

天気もいいし桜も咲いている。そうだ突然映画だと思い立った。これ、今週しかやってないので今日を逃したら見逃すことに気付いたのが今日の午後になってから。新聞で上映開始時刻を見ると、夜のお仕事に間に合うかどうか微妙なので電話して終了時刻を聞いたら大丈夫だった。映画だと時間がきっちりしているから予定が立てやすい。ライブだとこうはいかない。決心して、子供らの夕食を慌てて準備する。トマトとイカのスパゲティとマカロニ入りの卵スープ。車で出て、見終わってそのまま遠方の仕事現場へ。遠くで連日夜の仕事はかなりツライ。期限付きなので受けたのがどんどん延びている。帰宅したら隣組の配布物が届いている。持ち越すと面倒だから夜道を配布してしまう。こんなんで映画の余韻に浸っている余裕がなかった。観たことさえ忘れそうになっている。でも、結論から言って、すごく良かったのだが「ラブソングができるまで」にとっても似ているように感じられたのは私だけではないのではないだろうか。

あらかじめストーリーを知っていたら多分観に行かなかった。宣伝文句を読むとひたすら恋愛ものであるようだ。で、実際のところ、ストリートでギターを弾いて歌っている男性が、ストリートの花売り娘のチェコ移民と知り合って、その女性が実は死んだバイオリン弾きの娘でピアノ弾きであることが分かって、それから一緒に演奏して歌って、という単純な物語だ。これで観る気がするか→私は全然だ。でも恥ずかしながら涙が止まらなかった。歌のシーンが多いけど、私のようなマニュアル人間にはほっとするようなレトロな歌で、街角の風景もせわしくないし、こういうのは好きだ。ヒュー・グラントの出る恋愛ものを見ても思うけど、不安より信頼とか幸福感が根っこにあるのがいい。生きているのも悪くないと思える。アメリカ映画は不安からの逃避を原点に感じて重苦しくなる。登場人物それぞれ良かった。チラシを読んだら、主人公はアイルランドの有名バンドのメンバーで、彼のソロアルバムに参加しているのがヒロインで、監督が元メンバーという関係らしい。だからか愛と信頼に満ちているのかな。短い小品だけど、観てよかった。これはお勧めしたい映画だな。こういう映画を上映してくれる映画館に感謝。本日の観客は4人。
by kienlen | 2008-04-16 22:43 | 映画類 | Comments(0)

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