家族ってこういうことだったのか

この間、竹中平蔵ベタ褒めの本を読んだものだから、思わず思い出した彼の共著「経済学ってそういうことだったのか」。それで次に浮かんだ文句が、家族ってこういうことだったのか。子どもが生まれた時に親から「自分で持ってみると親のありがたさが分かる」と言われて、しかしそれについては個人的には同感しかねるところがあったが、家族の凝縮力みたいなのがだんだん拡散していく感覚というのは、多分多くの人の共通感覚なんだろうと思う。子供が小さい時には得られない貴重な感じだ。それを寂しいというか、家族って人間って動物ってこういうことなんだなというか。今日は夫が娘をいちご狩りに連れて行くことになっていたらしい。昨夜、ワインで酔ったついでに「私も行く」と言ったのを忘れていたら娘から「一緒に行くんでしょ」と言われて、何しろwordsの復活に取り組まないとならないから苦しかったが、付き合うことにした。家族と出かけるなんて論外中の論外である高校生の息子を見ていると、娘がいつそうなっても不思議ではないわけだから、こんな機会は最後かもしれないのだ。春休みに娘とどこかに旅しようと思っていたのも、結局時間が取れずにダメになっている。今日という日は2度とないのだ。

フルーツはあれば食べる程度の関心しかない私にとってみると、いちご狩りに行きたいという発想は奇異に感じるが、当人は大真面目でひとりでハウスに入って行った。一応息子にも「いちご狩り行く?」と尋ねたが即決否定。彼女がハウスにいる間に夫と併設のレストランで待つ。夫がうどんを食べて私はビールを飲む。話すこともないしイチャイチャすることもないから、新聞を読む。平日にひとりで食事に寄ったり植木を買うことはあるが、日曜日のアグリパークは初めてだった。大型バスが次々と到着してパーキングも大混雑。観光地なんだと知る。出店の人と話しながら農産物を買う。それから日本酒の試飲があることを、娘が教えてくれたので行く。澄んだのばかりなので「濁り酒とか何か、ちょっと違うのないですか」と聞くと「それはあなた1月か2月しかないよ」と言われた。そうなのか。日本酒は苦手だったのに最近美味しく感じる。試飲で気に入ったのはキリリとしたしぼりたて。姉を亡くしたばかりの父に届けようか。そもそも若い頃には料理に時間を使うのも嫌だったし飲食なんかより、興味は外にあった。それがだんだん身近なものに向いてくる。今から子育てしたらもっと世話するかもな、身近だし、と思う時にはもう遅いわけだ。
by kienlen | 2008-04-13 17:47 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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