直売所の接客の極意とは何か

ちょっと前になるが、新聞記事で「直売所の店員に接客のプロが指導」みたいなのがあった。はっきり覚えてないが、銀行だったかそんなような接客業の専門家だったと思う、指導したのは。これを読んで私は嫌な気分になった。直売所って、製造者が販売している所も多いし、それだと作り方で話しこんだりお茶飲んだり漬物出してもらったりの方が楽しいのであって、挨拶やらお辞儀やらの形式よりも誠実さとかそういうのの方がいいんだよ、と思ってしまうから。もちろん接客方法=単なるマニュアルというわけじゃないだろうし、以上は私の偏見であり単なる思い込みである。ただ直感的にそう思っただけ。それでも、そもそも各直売所が一律になったらとってもつまらない。形式的な言葉がなくたって、販売って普通のコミュニケーションでは失礼なんだろうか。それが分からない。

この間東京に行く時に駅ビルの店で、車内で食べる用の食べ物を買おうと思った。売店における直売所のような位置づけにあたりそうな店。店に入ると店員さんが2人いて、ひとりが暇そうにこっちを見ていて、お客さんはひとりだった。購入するものを決めてから暇そうにしている店員さんに「お願いします」と声をかけた。彼女はとまどった表情。どうしたのかなと思ったら、背を向けて包んでいた年配のベテランらしき店員さんが小声で「済んでから」とささやいている。それで気付いた。先客の支払いが済んでなかったらしい。暇そうに見えた店員さんが金額を告げる。それにしてもこの間、私に対して全く無言なのである。「すみませんがちょっとお待ち下さい」と言えば当方の気分は全く違う。ナンカ変と思ったら、暇そうな店員さんの胸に「研修生」という大きな名札がついていた。はあ、そうなんだ。それにしても人生経験的には浅くないようだし、こんな事は接客マニュアルの問題じゃなくて、普通のコミュニケーションレベルのお話しじゃないだろうか。こういう地元の人による地元の店でこの対応じゃあ…となんか寂しい気分になって買わずに出た。順番にお客様に心を込めて接するように、わき見はいけない、とでも指導されているんだろうか。残念だな。地元の店を応援したいのにと思った。
by kienlen | 2008-02-18 23:47 | その他雑感 | Comments(0)

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