孤独な内職はつぶやきから始める

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チューリップの鉢植えが500円引きで売られていたから、全体に暗い部屋の中にあっては最も明るい場所に置いた。予想していなかったのに飛び込んだ内職のメドを今日中につけておかないとならない。子どもの頃、母は造花作りの内職をしていた。小さな造花がパーツで来るから、それを指定の数に束ねて緑色のテープで巻いていく。手伝うというか遊びながらやるのが楽しくて一緒に作っていた。きっちりテープを巻かないと使えない。針金に紙のテープを巻く時のカリカリした感触は今も指先に宿っているような気がする。器用だ器用だと母親に言われてその気になって以来、いまだに自分は器用だと思っている。そんなんで内職は好きなのだが、今のは種類が違うのが残念でもある。しかし今となってはあの造花作りをひたすらできるかと言われると自信がない。自信のない人が増えて中国に行ったのか、コストという経済上の重大な要素のせいか。家にいてできる仕事というのは当時からのあこがれだった。その気持ちはずっと変わらない。世間が狭くなるから外に出ないとな、と義務感みたいに思うけど、結局在宅仕事が好きなのである。それですっごく割が悪いのに受けてくる。こんなの誰がやるんだ、アタシか、と思いながら。

本日の内職はテープ起こしだ。これの欠点はナガラ仕事ができないということ。私は仕事中は音があるとダメなので音楽も聞かずただぼうっとしているが、頭を使わなくていい時はネットニュースなんかを流しておく。ところがテープ起こしに関しては、考える必要ない割りには他の事を同時にできないからソンした気分になる。やっぱり、ますます割りに合わないような気がしてきた。そういう時は振り返るのをやめて前に進むのである。テープは前に進んでいるという感覚があるから、造花を作る時に束がどんどんたまっていく楽しさを思い出させてくれるが、CDはつまらない。どこにいるか数字で表示されてもな。いかにも数字好きの思いつきそうなことだ。テープ起こし仕事の人のためのCDは、達成感をじょじょに得られるような表示でどうだろうか。山登りかな。ああ、落っこちるって思って眩暈がして仕事にならないかもしれない。縄跳びはどうだろうか。息切れで達成度を示す。マラソンだ、それがいい。ゴールははるか向こうですよ、やって下さい。はい、って素直になれそう。
by kienlen | 2008-01-09 11:12 | 仕事関係 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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