新年早々の話題としてふさわしいかどうか

今年初の外仕事だった。量はちょっとで、いつもながら運転の時間の方が仕事時間より長い。天気もいいし車だったし子どもらはいないしで、現地の友人の家に寄り、お昼をごちそうになってから一緒に雑貨屋に買い物に行った。食器を2個購入している時に娘から、じきに帰るとの電話が入った。それもあって店を出て、居眠り運転しないようにガムを噛みながら帰路につく。娘がこうして祖父母宅で長期休暇を過ごすのは今回が最後かもしれない。中学生になっても祖父母と過ごすのだろうか。暗くなった頃に同年代の女友達から電話があった。表面上は仕事の話しだが、明らかに揺れている。「不安、不安」という言葉が何度も繰り返された。それは私も口癖になっている言葉であるが、人の口から繰り返し聞くと、まあまあ、なるようにしかならないから、と、つい励ます方の立場に立たざるを得ない。そうじゃないと、両方で「不安不安」「ホント不安」「不安だよね」「そうだよね不安だよね」ということになってしまう。さて、この不安の正体とは何なんだろうか。もちろん今後の経済面を含めた生活不安はあるが、そればかりじゃないように思う。

年末年始にも感じたことであるが、伝統行事や習慣の踏襲の意識は私らの年代ではかなり希薄になっている。形式よりも実質的な意味を取るようになると、習慣などもろいものだろう。お正月くらいは役割を務める人はまだまだ多いようだが-ヨメだったりムコだったりの-伝統や形式を重んじて神聖な気分になりました、というよりは「ああ、疲れた」「ああ、ストレスたまった」という感想をもらす人が多い。あるいは私の友人達が特別にハネッカエリなのか。私なんか、夫が日本人じゃないというのを利用して、何も守っていない。で、どうなるかというと、孤独になる。一時でも孤独を紛らわすのが伝統行事かと思ったりもする。それから、女性でこの年代で半端に働いて、という生活をしてくると、男性の会社人間的な人脈とか価値観が身につくわけではないのに、地域活動や趣味に励んで、なんというか、つまり主婦だったら築いてきたと一般に言われているような人間関係もない。その事に気づくのが今くらいの年齢なのだ。子育ても一段落して、フト気付くと、ロールモデルも周囲に見つからないし、なんか、どこからも取り残された感じ。社会からも家族からも。家族の拡散が成員に及ぼす影響は多大である。私にとっての「不安」の中にはこのような諸々が含まれる。ただし、そうやって共有しながら話し合える友人が少しでもいるってことは、ある意味希望ではあるのだが…。
by kienlen | 2008-01-05 22:54 | その他雑感 | Comments(0)

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