ハローワークに行った日にワーキングプア電話

夜にバンコク時代の男友達から電話があった。バンコクに妻子がいるが、仕事がないので日本に出稼ぎに来て長くなる。東京で肉体労働をしていたが家賃も高いしで実家のある地方都市に戻った。つい最近ちょっとした仕事でバンコクに一時帰国して来たところだったはずなので「どうだった、タイ?」と尋ねた。彼はタイに住みたいのだが、仕事がないのだ。この間ネットでタイの仕事情報を見ていたら、彼の経験にふさわしそうで条件のいいのがあったから転送したところ。「この間のアレね、経歴を送ったけど、何の返事もないよ」「ふうん、返事くらいよこすべきだよね」「多分年齢だよね」「多分ね、アタシも今日ハローワークに行ったけど、とにかく最初に年齢をインプットだもんね。この歳になると管理職じゃないとダメだし、私ら、つぶしがきかないよね」「年齢はタイの方が厳しいね。それにサア、タイ語ができれば何とかなると思っていたけど、英語もできないとダメでサ、派遣会社の登録なんか、英語の試験まであるんだぜ。タイの方が厳しいよ」「そうだよ、そうだよ。それに学歴だって、最低修士とか、そういうのあるもん」なんて、夜の男女の会話としては超クラ~イ内容に終始する。

実際、偶然今日は私もハローワークに行った。ハローワークの存在意義というのは分かりにくい。非正規雇用を抑制しているようには見えないし、まるで派遣や請負会社の手先になっているような印象さえ受ける。紹介状持参って条件だけで存在を主張しているようである。そして少なくとも私の経験では、紹介状は役立たなかったし、相談員は相談にのってくれるどころか、企業に言うべきような事を当方に言ってきたのにはびっくりしたことがある。検索は自分でパソコンでするんだけど、命令に従って自分で入力するのは年齢だけだ。キーワード検索もできない。つまりは、徹底して利用者の立場には立たないという方針だと胸を張っているような、偉そうな検索システムである。良き労働者は、相手の都合、分類に自分を合わせろってことなのだな。まあ、お役所の掟の基本はこれなのだと思えば納得できる。そして希望を失う。これじゃあ鬱病、自殺、犯罪増えるのも分かる気がするなあ。
by kienlen | 2007-12-05 23:36 | 仕事関係 | Comments(0)

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