これをそうは呼べないかもしれないが想像はできる

また往復数時間の場所へ。仕事時間はちょっとなのだが、延々と待たされる。職員の人達はランチタイムに入っているが、部外者の私は空腹のままただ待つ、待つ、待つ。手続き上、しょうがないのは分かる。が、次の予定の時間に間に合わないとどうしよう、などと、待ち時間の長さを考慮に入れたとはいえ、想定外の域に入ると、気の長い私もイライラしてくる。昨夜だって、台風の接近で、職員の方達は「台風来ると困るから早く帰って」なんて、女性職員には言っているが、私が1人で荒れた夜道を長時間運転して帰ることについては心配は無用である。部外者だからな。実のところ、私はそれを不満に思っているわけではない。所属していないと気楽だし、自己責任だし、それはそれで快適なのである。まあ、川の増水で流されたり、台風で飛ばされたりはご免だから、昨夜は本気で怖かったのは確かだが…。

そんな風に思えるのは、自分の好きな種類の仕事だし報酬もそれなりにあるからに違いない。よって愚痴を言いたいのじゃなくて、一歩違ったら心が荒ぶな、と思ってゾッとするのである。つまり、ただカネを稼ぐためという目的の仕事でありながら、同様の状態であったらどうだろうか。ちゃんと約束の時間を守って行ったのに、先方の都合で始まらない。待ち時間分は報酬に入らない。固有のキャラクターを持った人間扱いされない疎外感。建築現場の雑用を、指示されるままに転々と行う友人と話していた時にも感じたことだが、でも彼には別の目的があるから、半分観察者として楽しんでいるような面もあって悲壮感はなかった。その目的がなかったら…というのは彼自身も意識しているようだった。そしてそういう人はきっとたくさんいるはずだ。ワーキングプアって言葉も流布している。自分の隣にいつも気配はあるって感じを持ちつつ日々を送っている。
Commented by jun at 2007-09-09 09:40 x
疎外感、焦燥感、追われる感じ、喪失感。そんなものを私もいつも持ち、そこからの脱却のために考えながら生きてる気がします。きっと組織の中の人も似たようなところもあると思いますが。
現代病でしょうか。
また、バベットの「貧しい芸術家はいません。」という言葉がいつも心に残っています。
Commented by kienlen at 2007-09-09 18:22
「貧しい芸術家はいません」っていい言葉ですねえ。考えちゃうなあ、現代病の自分。
by kienlen | 2007-09-07 23:45 | 仕事関係 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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