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友人と子供の話をしてシミジミ

友達から夜も遅い時間に電話があった。子育てにおいては先輩。子供が小学生になると、赤ちゃんの時の、食べた食べない、飲んだ飲まない、寝る寝ない、なんて悩みは、世話さえすればいい問題だもんな、とバカバカしくなり、中学になると、小学校の時の悩みなんて平和だったと思い、高校になると中学の時はまだマシなどと思うわけだが、今の私はそこでストップしていて、その上になると先輩方の話から想像するしかない。順調そうに見える場合もあれば、もう見るからに大変という場合もある。そういう意味では、結構多彩かもしれない。で、自分の場合がどうなるかと考えると、どうしても、大変な方に属するんじゃないかという予感がしてならない。それでますます暗い気分になってしまう。そんなことないよ、と思える要素がないのである。素質や家庭環境だけではなくて、ありとあらゆる状況が絡まって、どう出て、どう影響して、どう転ぶかってことにしか思えない。だから今から悩んでもしょうがないやと思ったり、しかしシュミレーションしてその時に備えないとと思ったり、気の晴れることはないのが親なんだと思う。

とまあ、そんな事を感じさせる長電話であった。しかしやはり何か決定要因みたいなのはあるんだろうか、という興味はある。決定要因とまでいかなくても、最重要は何か。生まれつきか家庭か学校か地域か政策か食事か飲み物か友達か先生か…。今ちょうど米原万里の『発明マニア』という本を読み始めているので、つい影響されてしまう。難問を解く発明をしてみよう、ということで、ご時勢から何かピックアップして発明するのだ。例えば「ブッシュに提案したいビン・ラディンの探し方」とか「企業内におけるイジメをなくす方法」とか、そんな感じで。すると私の今の悩みだと「誰でもできる効果的な子育てのツボマッサージ」なんかを発明して欲しいものだな。そろそろ子供達の学校が始まる。私も気合を入れて仕事のことを考えることにする。という風に子供から目を逸らすものがあることがいかに救いになるか、と思ったりもするから「焦点をボケさせる装置」も発明品の中に入れて欲しいな。といっても米原さんはもういないからリクエストは届かない。残念だ。
by kienlen | 2007-08-19 23:40 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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