外国人には貸さない主義は崩壊しているのかどうか

仕事がはかどらない。だからといって読書を始めたらそっちに行ってしまうので我慢。料理作ってみたり、お気に入りに入っているブログを片っ端から覗いて時間が過ぎる。目が疲れる。友達がmixiで日記を書いているのでそっちも毎日見る。ついでに国際結婚関連のページにも立ち寄ってみると、「外国人だとアパートが借りにくい」というトピがあった。そうでもなかったという経験談もあるが、露骨に差別発言されて今も怒っている、みたいなのもあって、困難を訴える方が圧倒的に多い。ウチは最初から持ち家だったので人並みの苦労をしていないが、1度は驚いたことがある。もう7年か8年前のこと。夫に仕事がないのでタイ料理店しかないかなと思って、貸店舗の情報を得るために不動産屋に入った。営業内容を聞かれたから「タイ料理」と答えたところ、すかさず「タイ料理は臭いからどこも貸したがらない」と言うのである。従来と異質なものに対した時に、知らない方を排除するのは楽だろう。それで商売になるなら、何の工夫も要らないんだろうと思う。工夫しないでお金を貰えるという幸運に恵まれてこなかった者からすると驚異的な断定と自信である。

その時は、なんとなく情報を得よう程度だったし、大家にしたら臭くなるのが嫌だって気持ちも分かるな、といういつもの寛大というか鈍感さで、それ以上聞かずに帰ったが、本気で店探しをしている時にあんな言い方をされたら日本が嫌いになるかもしれない、と今は思う。そもそも仲介でしかない業者が「どこも貸したがらない」と、おこがましく言える理由は何なのだ。「タイ料理はトラブルが多いから貸さない協定」でもあるんだろうか。しかし、だとしても、こういう場面で私が最も理解できないのは、相手について知ろうとする姿勢がないことである。「臭いのは難点なので少し割高でもいいからって交渉してみましょうか」はダメなんだろうか。そんな話をしているうちにアイデアが出るかもしれないし、相手の情報だって得られて別の商売につなげられるかもしれない、と考えるのは時間の無駄なんだろうか。忙しそうには見えなかったが…。来る者を拒むという商売が成り立つ様子を見ていると誰かの構造改革みたいに「ぶっ壊せ」と言いたくなる自分にも気付いてしまうのが難しいところだ。それで外国人はどうするか、であるが、もちろん工夫する。例えばまた貸しで、いろんなパターンがある。夫もそれに近い形で今の店を借りた。もっともここまで外国人が増えると相手にしないってわけにもいかないだろうから事情は変わっているかも。ここんところ現場のリサーチ不足だ。
by kienlen | 2007-08-18 12:42 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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