おやき作りの始まりは丸ナスから

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故郷の寒村では水がない、平地がないという地理的条件から田んぼがなかった。それで主食には自家製小麦粉とそばがよく登場した。こういう環境だったから白いご飯が好きになる人もいれば、私のように相変わらず麺類が好きな人もいるから、人間って不思議だ。田舎出身で田舎嫌いになる人もいれば、私のようにそうでもない人もいる。それで、夏は毎日のようにおやきだった。中心は丸ナスを輪切りにして味噌を挟んで蒸すもの。母が作るのは皮が透けるように薄いので10個以上は食べていた。おやきを包むための笹の葉取りも日課だった。それでおやきが嫌いになる人もいるかもしれないが、私にとっては最も好きな料理のひとつである。母も年のせいか、以前のようにマメに作って届けてくるということはなくなり、私はよく買って食べるが、この際自分で作る時期であろうと思うようになった。だってその方が自分の好きにできる。それで、昨夜、中力粉を練ってから一晩寝かしておいて、今朝おやきを作った。新鮮ではちきれそうに弾力あるナスがあるからだ。ウチの蒸し器は小さいので重ねて蒸すために、庭のシソの葉を両面にくっつけることにした。青ジソだと風味が良いのだが、ないから紫のシソで代用。

娘が起きてきたので「おやき食べる」と聞いたら、食べると言って食卓についた。皿に4つ盛ってやると、一生懸命シソをはいでいる。「シソは食べられるよ」と言っても嫌そう。この娘はいつも祖母のおやきを食べているから「ばあちゃんのと同じ?」と聞いてみた。「違う。ナスがもっと薄い」と言う。私は丸ナスのちょっと苦味のある硬さが好きなので、その食感を楽しみたくて意識的に厚くしたのだ。ところが娘は「薄い方がいい」と言っている。それでもおかわりして食べた。おやきというのは最近は知名度が上がっていて、隣県に行った時のお昼に出されたこともあった。でも、私にとっての正統派おやきは丸なすの輪切りの味噌味で、皮に膨らし粉などは一切入れず、小麦粉の味をストレートに感じるのがいい。味噌も甘くしない。とにかくシンプルで作り方も簡単で、これならカロリーも低いだろうからダイエット食としてもいいんじゃないだろうか。中身をかぼちゃにしたりすると、栄養の面でも良さそう。サンドイッチなんかよりずっと好きだ。今年はたくさん作って手早くなろ。今はまだ、のし棒でのしている初心者であるが、結果がどういうものか知っているからじきに上手になると思っている。
Commented by ブルブルダイエットマシン at 2007-07-30 17:24 x
ダイエットといえば。最近すごくはやってますよね。「ブルブルダイエットマシン」
一度ちっさなジムでやってみたんですが、すごい体が温かくなって、全身を
使ってるって感じがかなりよかったです。
でも、1回500円はけっこう痛いし、通うのが辛いので、どこかに安く売って
ないかなぁと探してみたところ、何箇所か見つけたんですが、ここがいいかな。

ちょっと高価な買い物ですが、ダイエットにもよくて健康にもいいとくれば、
元は取れると思います。何より続けられそうですよね~。

Commented by badboy at 2007-07-30 22:58 x
私の生まれ育った場所では、おやきというものはありませんでした。今から20年ほど前から、ここM市あたりでもおやきといものを見かけるようになりました。主に筑北あたりから入っているような気がします。
kienlenさんの場合、目標にある味、形、柔らかさを予め知っているだけに、上手になることを確信していらっしゃる。美味しいおやきをお子さん達にも沢山食べさせてあげてください。

Commented by kienlen at 2007-07-31 11:23
ありがとうございます。おやきを名乗るものは各地にありますが、それはおやきの知名度の上昇と共に増えているという面もあると思われます。ただ、似たような料理はどこにもあるわけで、どれもウソじゃないのでしょうが、一応本場を自認している地区出身者としては、M市あたりのは、なんか別物って感じですよね。米どころは美味しい米があるからこんなもの食べなくても良かったわけでしょう。
by kienlen | 2007-07-30 12:37 | 家族と子供の話題 | Comments(3)

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