ドキュメンタリー「ひめゆり」を見る

外出が続いている。昨日も往復数時間の場所まで行って長時間の打ち合わせみたいな事をして、いったん帰宅してから子供らの夕食だけ作って、友人達が実行委員になって自主上映したドキュメンタリー「ひめゆり」を観に行き、その実行委員の人達の打ち上げ会をタイ料理でやるというので、夫が定休日ながら開けることになった店に行く。以前だと、こういう時は私がお手伝いだったが、アルバイトの人を頼んだのでカウンターにいたタイ人達と一緒に飲んでいた。タイ人は「飲め、飲め」という具合についでくれるが、昨夜はひとりが「パチンコですったから1本ごちそうしてくれ」というからそうする。そういえばこの女性は、以前も約束の場所に現れないことがあったが、その原因が「パチンコやってて忘れた」だった。家にいるとテレビを見る気になれないが、店だと見る気になって、ずっと選挙関連を見ていた。地元は無風区なので全然面白くないが、今回は珍しく「選挙って面白いんだ」と思った。川田龍平さんが当選した。おめでとう。田中康夫さんも当選した。おめでとう。自分自身がこういう状況にいると、組織票じゃないということに希望を見出したくなってしまうのは、ま、しょうがない。

さて「ひめゆり」である。タイトルだけで想像できる通り、沖縄戦の真っ只中に放り出されたひめゆり学園の生徒達の話。ただひたすら当事者の語りだけで構成されている。だから単調なのだが、飽きることはなかった。完成を待たずに証言者の3人が亡くなったそうだけど、当時高校生の年齢であるから、皆さん高齢になっている。こうして残しておくことは歴史検証の資料としても必要なことだろう。体験談は、言うまでもなく悲惨である。それが分かっているから勇気を出して見るという気持ちが強かった。戦争って何のためなのかホントに分からない。誰が得するのかも分からない。それでも途絶えたためしがない。そして多分庶民にしたら、どの戦争も、ええっと思っているうちに、いつの間にか渦中にいるってことなんじゃないだろうか。その時は遅いのだ。動員しておいて途中で放り出すなど、ここまで国家が信用できないものであるとしても、国家に頼るしかないって、そもそも不安の上に立っているようなものなんだな。天気のせいかどうか瞼が重たいし、体全体が雲に包まれているような感じがしている。ほんのちょっと仕事が残っているが後回しにして、読みかけの本を読みたい。
by kienlen | 2007-07-30 11:04 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー