意識混濁のうちにちょっと仕事の日

娘が昨日から、日曜日はパパの田んぼでバーベキューだと言っていた。それで私も行きたいと思っていたけど仕事を消化しきれなかったのと、夫の顔を見たら行きたくなくなったのとで、結局ひとりで仕事していた。かといってそんなに根つめるものでもないし、そんなに時間かかるハズのものでもないので昨日買った雑誌を全部ソファの脇の本台に載せて横になって、佐藤優による柄谷行人の『世界共和国へ』の書評を読み始めた。やはりインドア人間なのだと認める。老化が早そうだな。で、見る雑誌見る雑誌に出まくりの佐藤さんだが、やはり面白い。何がいいかというと、何も知らなくても分かった気になれるという点である。きっと高度な内容なのだろうが、柄谷を知らなくてもヘーゲルを知らなくてもカントを知らなくてもマルクスを知らなくても、なんか、こう、へええって感じになれる。知を痴の人のために翻訳してくれているんだろう。この点は彼自身も触れていて、通訳をしていると言葉以前の問題として、相手の言っていることが理解できなければならないのだと。よって私が高度の知を読んだところで理解は難しいだろうから翻訳者に噛み砕いていただけるとありがたいのだ。その時に、解説本というのは物足りない。解説本読んで元本読まないんじゃあ、いかにもサボっている気がするから、言い訳的にも、こういうスタイルはありがたい。

と思いながら読んでいたらウトウトして、その間に夢を見た。やけに鮮明なのだが、舞台が日本なのかタイなのか混濁している。タイ人の妻と別れたという日本人男性、多分理系の研究者がもうひとりの日本人男性と一緒の部屋を借りていて、随分と環境の悪い場所にいるんだなと思っていたら「もうじき正式赴任になったら部屋を移る」と言う。私はパソコンの調子が悪いと言ったら「下宿先の人に直してもらおう」と言ってくれて、若い女性が来て機械の後ろを開けたかと思ったらすぐに帰ってしまった。それでも直っているはずだって言われる。多分そこはタイだったのだが登場人物が日本人ばかりだった。ぼんやりした頭で、あのままタイにいたら息子は親を敬う礼儀正しき好青年になっていたかもしれない、などと思った。そう思った自分がおかしい。そんなわけで仕事が終わったのは夜。娘が帰って来て様子を説明する。タイ人が木になっていた青梅食べていたら日本人が「青梅は危ないからダメ」って言うのに食べてたよ。それから草も食べてたよ。「写真撮った?」と聞いたら「カニとカエルだけで人は撮ってない」と言うから「カニ?食べたい」と言ったら「タイ人達が食べちゃったよ」と言う。私も青梅は好物だった。これが危険と知ったのは割と最近のこと。草も食べたなあ。タイか日本か分からないって、つまり今この現実なのかもしれない。それからインドアしながらアウトドア気分も味わった日。
Commented by jun at 2007-07-09 09:03 x
現代の邯鄲の夢ですね。妙にリアルな夢ってありますよね。辛い内容も、気に入る内容もあり、私も思わずメモってしまったりして。何かもったいなくて。
この時期、梅をたまに貰うと処分に困っていましたら、洗ってから醤油に漬けとくだけでいいよ、と言われやってみました。騙されたとも思ったのですが、縦横20センチ位の円錐形の容器にヒタヒタの醤油に漬けたら2,3日でいい具合に水分も増え、こりゃキュウリやナスの一夜漬けにいいやと思ったら、意外とおいしい。ついでに塩昆布も入れるといいようですが。
いや、お恥ずかしい。
青梅の危険度も熟し度と食べる量で違うのかなあ。私の母の姉妹は小さいころ青梅を食べて死んだそうだけど。
被爆のように「程度」ではなく、組み合わせや遺伝子のような「確率」の問題かもしれませんね、そもそも危険って。
Commented by kienlen at 2007-07-09 15:08
梅のしょうゆ漬けですか、美味しそうですね。私は砂糖なしの焼酎漬けの水分部分が一番好きですけどね。青梅は美味しいんだけど子供には禁止してます、やはり危険なようで、よく生きていたと思います。
by kienlen | 2007-07-08 21:57 | 仕事関係 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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