初夏の青空と電車が記憶を刺激する

f0104169_20413626.jpg家を出たのが7時。駅のコーヒーショップでモーニングセットを頼んで新聞を広げようと思って、そんな時間がないことに気付いて、わき見せずにパンをかじってコーヒー飲んで電車に乗った。田んぼでは稲が成長していて、山の緑は濃度を増している。畑があって人家があって山があってトンネルがあって車窓の景色は次々と変わる。駅の風情もそれぞれに違って各駅停車の小旅行気分。自転車→電車→バス→徒歩で3時間近くかかってやっと目的地到着という過程を考えると、それに帰りに温泉にでも寄ろうかと考えると、自転車にまたがってからも隣にある車の誘惑に負けそうになるが、読みかけの本を続けたいのもあって電車にした。そうして約1時間半。タイじゃあ、これだけの時間でここまでの景色の変化はなかったなあと思い出す。飛行機が嫌いなのでなるべく電車を利用した。ただし、タイ人に電車は人気がない。路線がごく限られているのと本数が少ないのと速度がのろいから。庶民はバスを使う。バスは強盗や事故が多いから避けたい。飛行機もバスも嫌いとなると行き場所が限定されてしまう。バンコクに継ぐ都市のチェンマイまでは夜行列車で一晩がかり、世界遺産のスコータイは行ってみたいが電車がないから行ったことない。

マレーシアは何度も何度も。さらにマレー半島を南下してシンガポールまでも行ったが、旅人でもないのに時間がかかりすぎて、帰りは飛行機にしたこともある。ラオスに行く時は、ノンカイという国境の町までやはり夜行列車の寝台車。朝の早い時刻に到着するので、メコン川のほとりの食堂で対岸のラオスを眺めながら朝食をとってボートを待った。こちらも何度も行ったものだ。1度は珍しく夫が同行。当時、言葉もほとんど同じでラオスとはきょうだいみたいなタイ東北部の人は国境はフリーパスで、私だけビザが必要だった。他の国と逆で、こういう時はタイ人有利。その時ラオスで知り合ったアメリカ人男性にこう言われたのを覚えている。「ボクはいろんな国の人と結婚したことがあるけど、国際結婚は難しいよ」。夫は先に帰り、その男性とブラブラしていた時に金髪っぽい女の子を見かけた。「ベトナム戦争時に米兵との間に混血児がいるはず」とか言って写真を撮りたがった。ラオスではタイ語が通じるから手伝ってあげたらすごく喜んで、後からその写真を送ってくれた。電車の中でとりとめなくいろんなことを思い出した。
Commented by ワイン at 2007-06-08 12:06 x
アジアで陸路移動の旅を続けていると時間の感覚が変わってきます。先週、ベトナムからカンボジアへバスとボートを乗り継いで移動しましたが、ボーダーで昼食が終わるまで1時間待たされ、バスの道は無舗装で胃が上下し、一泊2日で予定を3時間も遅れてプノンペンに入りました。これでも、外国人向けのバスだったので、ローカルバスは想像を絶するでしょうね。バンコクからビエンチャンに入ろうと思います。現地3泊くらいとすると、どのルートで入るのが、陸路としてはベストでしょうか。
Commented by kienlen at 2007-06-09 14:29
ノンカイからビエンチャンへ、日本の援助による友好橋ができてから行ってないんですよね。もう10年以上になるので今のことは知らないんです。遠い昔になりました。ビエンチャンに行ったらメコン川のほとりのレストランでラオスの生ビールを飲みながらメコンに沈む夕陽を見るのをお忘れなく。あれは素晴らしかった。ルアングパラバーンがお勧めなんだけど時間ないよね。私はなんだか行けそうにないなあ、残念だなあ。子供がいるからなあ…。
by kienlen | 2007-06-04 22:02 | タイの事と料理 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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