夫の野性は本物であった

ココアのおかげで昨夜はさんざんだった。泣きはらした目が腫れている。その最中に友人から電話があってメソメソしていたらすぐに来てくれて、自分も犬がとうとう帰らなかった一件を話してくれて、しかもビールまでごちそうしてくれるというので近所の店で芋焼酎をあおる。「こういう日はとことん飲めば」と言われたが毎日飲んでいるからそういう気分でもなく1杯。しかし思い出すと偶然が重なったものだ。一昨日、つまり行方不明になる前の晩、珍しく娘が「ここで寝たい」と部屋を変えた。そこはウサギの近くの場所。「ここで寝ると朝寝坊しそうだからママ起こしてね」と言う。私も翌日はM市へ行くので早めに起きたかったからOK。ところが気付いた時には娘の登校時刻。こんなことはまずない。パンをかじりながら飛び出していく娘。私も電車に間に合わないので車で出た。10時過ぎて夫を起こしてもいいだろうという時間になってから「ウサギにエサくれておいて」と電話。そのままちょっと仕事して友達とお昼食べての帰路。いつものようにクローバーのある場所で車を止めてウサギのエサを摘んでホッとして走りだしたところに夫から「ウサギがいない」と電話があったのだった。まさかゲージから出られるわけがない。娘が連れ出したのだろうとその時は思った。

帰宅して様子を見てびっくり。ゲージの形から脱走の匂いがプンプンしている。そうだ、これだとf0104169_1058478.jpg体をぶつけているうちにゆがんで上に隙間が出来て、そこからジャンプすれば出られる。人の子も前日できなかった事が突然できるようになってハッとする場面は何度もあるがウサギだって同じなんだ。どっかで生きているんならいいが、赤ちゃんの時からカゴの中しか知らない。声も出さないし小さいしどうやって見つけたらいいのかも分からない。娘が近所に「見なかったか」と聞いて回った。隣の人が捕獲しようとしたがどっかに潜り込んだらしい。猫を20匹飼っている友人からは「あきらめずに探せ」と言われる。今朝、6時半から娘と探しに行くが手がかりなく戻った。すると夫が玄関から出てきたのだが、その手にココアをつかんでいる。娘がいないので探しに行ったのだろうと自分も外に出たら、ココアが隣の空き家の庭で草を食べていたから保護、ということ。現場に駆けつけると、確かにネコジャラシの頭が食べられてなくなっていた。ココアの野性も完全には失われていなかったようだが、夫の野性にも感心した。心からほっとしている。
by kienlen | 2007-05-25 11:23 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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