『血液型の世界地図』を読んで

まとまった読書をしていない。その時間を老後の趣味に役立つようなものに充てようと思ってタイ語の勉強に費やすことにした。生活時間の再編を進めている。かといって活字を見ないってわけにもいかないので睡眠導入本として昨日これを買ってみた。能見俊賢という著者はこの道の草分けの人の息子さんで、先行研究を深めるためジャーナリストから血液型研究の道に入った人。性格占いのように思っているかもしれないが、これはあくまで科学的研究であるという主張で、なんか感動的でもある。それによると、もともと人間の元はO型で、A型とB型が加わった。ヨーロッパとアメリカは極端にA型が多く、アジアやイスラム圏はB型。これで西洋文化と東洋文化の違いが血液型という側面から解読できる、みたいな話しも入っているが、青春出版の新書でそこまで深く解き明かしているわけではなくて、娯楽色も相当に強い。

定石通りに有名人の血液型が紹介されるが、やはり驚くべきは戦後の首相の血液型で、田中角栄がB型とかのごく一部を除いてO型が圧倒的である。なんか、自分が今ひとつ政治に興味を持てない理由が分かったような…。私の知る限りの血縁者はB型のみで、夫のO型が目立つことになるが、この本の説明と私の実感とはかなり似ている。あと、私自身はどうしても興味を持てない歴史小説家が、司馬遼太郎しかり池波正太郎しかり山岡荘八しかりで圧倒的にA型の寡占状態。著者によるとA型の著者がB型の人物に惹かれて書くのが多いパターンだそうで、そう言われると私のようにB型が当たり前で何の目新しさもない者にとって興味持てないわけだ。ううむ、これって科学的ってことかなあ。野茂とかイチローはB型だそうだ。ヒトラーは自分もA型なら親衛隊もA型で固めたってところにドイツ人が興味を持って翻訳もでているそうだ。日本と韓国が血液型バランスの黄金比率を持つ珍しい国で、だから世界の調整役になれるとか、どっかの政治家に進呈してもいいかも、なんて思った。すぐ読めてしまってお得感はないけど雑談のネタ提供本にはなる。
by kienlen | 2007-04-23 09:42 | 読み物類 | Comments(0)

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