この暗いトンネルはどこまで続くのか

悲観的な気分が高じて昨夜はよく眠れなかった。この歳まで何をしていたんだ、自分以外の人が羨ましく見える。仕事といい子育てといい恋愛といい内外の雑事といい、何もかも半端な自分がいる。かといって思いつめたところで何のためにもならない、と思えることだけは救いだ。ここで思いつめて迷路に入り込むか、手前でやめるかの違いは大きいだろう。それで気を紛らわすことにして、昨夜は久々にGyaoにアクセスして映画でも見るかと思った。でもラインアップに見たいのは何もない。どうしよう、と思っていたらエディー・マーフィーという名が目に入った。おお、大好き。ホーりーマンという1998年のやつだった。聞いたこともないけど、エディー・マーフィーっていうだけで見始めたら、結構面白くて最後まで見てしまった。何よりタダだし。いかにもアメリカって感じの映画だった。いつクビになるかビクビクのテレビ局の雇われ社長と才色兼備のメディアリサーチャー、そして数値がすべてで横暴な独裁者のオーナー。ひたすら進歩と上向きの発想に固まった人々が登場する。しかも番組はテレビショッピングで目的はひたすらモノを売ること。これ以上の設定はないっていう揃い踏み。

いきなり疲れる映画だと思っているところに登場するのが、白い服に身を包んで修行のひとり旅をするエディー。テレビ番組の制作現場という、今でもまだその道の典型と言えるのかな、って場所に対極の価値観を持ったこの人物が参加することになる。その対比がなぜか視聴者に大受け…。これ以上語らなくてもハイハイ分かったって内容だったけど、ちょうど昨夜の気分と合致してしまったのだった。昼間、組織人として安定した地位を確保している友人と会った。これといって接点がないので当然話しは共通の友人の最近の動向に及ぶ。議員になった人ともうじきなる人、売れっ子ライター、並々ならぬ才能の持ち主など。それに引換え…なんて…柄にもないことを感じて落ち込むんだなってことを知り我ながらうんざりである。全くそんな話しをする予定じゃなかったのに、と相手を責めたくなったりもする。底の方でいつも小さな渦巻きを起こしているのは息子である。半端な親に半端な子あり、と笑えない。ああ。
by kienlen | 2007-04-21 20:24 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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