朝帰りを見ながら考えたこと

夫の今朝の帰宅は6時だった。今の時期の6時といえばもう完全に朝。朝帰りという独特の意味を持つ言葉が日本語にはある。彼は永住ビザがあるから、ビザの点で私との婚姻関係を維持する法律上の必要はないから平等な立場になっている。配偶者のビザの時は離婚によって失われる可能性が高い。賢いのか人を信用できないのか自分を信用できないのか何なのか、中には、永住権取得によって相手が逃げ出すことを防ぐために取らせないという考えの人もいるようだ。で、永住権があると、永住者の配偶者という立場でも定住者ビザが出るので、やろうと思えば夫もその権利を行使することはできるはずだ。つまり同国人と結婚して日本に暮らすという選択肢もあるということ。偽装結婚という言葉がある。日本の出入国管理は日本人との身分関係を重視するので、結婚すればいきなりいろんな権利が認められる。だからとにかく滞在資格取得のために結婚してお互い利益を得ましょうという合意が成立しても不思議ではない。戸籍を貸すから月額いくら払うとか、って手もある。すると夫がビザの欲しいタイ人女性とそういう契約を結ぶことだってバレなければ可能ってことだろう。

つくずく思うに、多分自分はソンしている。ここ何年かの生活費は私が出してきた。子供が小さい時は父親役割を果たしていたが、大きくなって自分の範疇に納まらなくなった頃から責任放棄の感がある。ただ、歴史を共有していないフツウの外国人だと、つまり元々から日本文化だとか日本そのものに興味があって来日したという以外の人だと、日本の教育を受けている子と、どう対峙していくかは難しいところだと思う。先進国の人達はそれだけで自信を持っているし、乏しいながらの事例だが、見ているとイスラム圏の人は食生活なり習慣なり通すべきものがあるのでそれなりの位置を確保しているようだ。タイ人のように対外的にプライドを持てなくて、謙虚で自己主張をしないことを良しとする文化背景を持ち、さらに日本の地方都市在住者の属性を考慮すると、悩むか思考停止するかどっちかだろうな、と思う。それが想像できる自分も自分なりの寂しさを感じるが、かといってこれはきっと多くの日本人同士の家族とも似ているのだろう、と思うことと実際に経験することの差はまた大きいのだが…。今日も隣の市まで運転して危うく事故るところだった。注意注意。
by kienlen | 2007-04-13 20:56 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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