精神科医が映画を観ると

こういう副題のついた雑誌『現代のエスプリ』を少し前に読み終えた。この雑誌はテーマに興味を惹かれることが多くて、1400円という安くない値段にもかかわらずよく購入するが、全部を読み通したことはない。でもこれは全章読んだ。映画好きの精神科医が編集者を説き伏せて実現させた企画であるようなことが書いてある。映画に関する長めの対談があって、それから12人の医師が、それぞれに映画と関係した一文を寄せている。さすがに家族とか精神病とかナチスに関するものが取り上げられている。私が観たのはほとんどないが「ヒットラー最後の12日間」は、ヒットラーの精神病理という視点から扱われていた。

こういう観方を読むと観たくなるもので、タイトルは知っていても今ひとつ触手が動かなかったものに興味を持つ。「息子の部屋」「ショアー」「普通の人々」…。「ベルリン天使の詩」も扱われていた。これは若い時に東京に観に行ったものだ。断片的にしか覚えていないけど、自分の中に葛藤のあった時でひどく感動したことだけ覚えている。そうだった、あの時お付き合いしていた人と一緒だったな。昨日から続く本の整理で、過去にばかり目がいっている。模様替えも終わったので明日から少し前向きに方向転換しようと思う。
by kienlen | 2007-04-09 23:41 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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