「不都合な真実」を見る

タイ語の勉強をしていると自分自身は平和で楽しいのだが、暇を持て余してテレビを見てごろごろしている息子を見ていると平穏な気持ちは吹っ飛ぶ。気付いたら、まだ先だと思っていた「不都合な真実」の公開が地元で始まっていた。「明日は映画を見に行く」と息子に言うと「バスケットするからダメ」という返事。それで時間をもう1度調べると最終上映に間に合うことが判明したので、急遽連れ出す。タイトルや内容を言って敬遠されるかと思ったら、なぜか知っていた。テレビで宣伝でもしているんだろうか。彼の情報収集網はごく限定されているのだが。予告ではずっと見たかった「ダーウインの悪夢」もあった。地元で公開されないから遠方まで足を運ぶつもりでいたもの。ここで上映してくれるならひじょうにありがたい。

ブッシュと大統領選を闘ったゴアの、地球温暖化の危機を科学的に訴える講演が中心のドキュメンタリー。面白かった。特に展開はないのに全然飽きない。シンプルでポジティブ。つまり私のアメリカに対するイメージそのままの内容だった。地球温暖化の問題は、目を背けたいものだし、1人1人の努力でどうにもならないような気もする。それと、もっと大きな問題は、はっきりしていないことだから先送りできるんじゃないかって気持ちになってしまうことだろう。でも、この映画を見ると、それがいかに浅はかであるかが分かる。そして、やれることをやることによって事態の進行を遅らせることができるということを、データに基づいて説明している。マイケル・ムーアのドキュメンタリーを彷彿とさせると思っていたら、宣伝チラシに「華氏911」というタイトルが載っているではないか。たまたま映画館で一緒になった友人が「ゴアの宣伝みたいだな」と言ったが、私はその点も面白かった。自信のあることはどんどん宣伝すればいいのだ。それは責任取ることでもあるし。ブッシュにそれができるかっていうと、できないでしょう。これは明日から会う人みんなに勧めようと思う。息子にも「友達に勧めるように」と念を押した。
by kienlen | 2007-04-07 22:42 | 映画類 | Comments(0)

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