過去を忘れるのは女の特性なのか

疲れているはずだが、帰宅すると息子はいないし、疲れたあ、とへたりこむわけにもいかない。今朝は9時から外仕事だったので家を6時に出た。順調に行けば2時間強、でも早朝ですいているから特別うまくいけば2時間と踏んだが、しかし知らない場所なので迷う可能性がある。それで余裕をもって出て、到着してから車内で一休みというのが、安心のパターンだ。何があるか分からないから常に早めで行動していると労働時間外の見えない部分にすごく時間を使っている。6時に出るのは通常ならどうということはないのだが、今日は特別だった。昨夜、というか今朝2時過ぎまで飲んでいて寝たのは多分3時近い。いい歳して無謀であるし、だいたいこれだけの時間だとアルコールが残っている可能性があるのじゃないかと朝になってから気付いた。そんな無茶をしてしまったのは、20年近くぶりくらいの人達と飲んだからだ。オジサン2人にワタシ、つまりオバサン1人というこのメンバーは、タイに行く直前までの飲み友達だった。Sさんを偶然見つけたのは、裁判の傍聴に行った時。1人で座って、傍聴人が結構いるなあと思って見渡していたら目の前になつかしい顔があった。先方は覚えているか分からないが、迷った末に声かけたら、積もる話しをしようってことで飲む約束をする。いったん帰宅して待ち合わせていた夫の店へ。

バンコクへワープロを送れ、と私はSさんに頼んだらしい。タイへ行くっていうから『タイ人たち』を貸すと言ったらキミは「これからタイへ行くんだから読まない」と言ったとか、ああ、全然覚えていない。なんと恥ずかしい事を頼んだんり言ったんだ、ワープロ…あんな面白い本を…と思っていたら、恥ずかしい事はもっともっとあって、記憶力のいい人ってホントやだな、と思った。すると彼は「昔の事覚えているのは男で、女は忘れるんだよ」と言う。記憶力の悪いのは私だけじゃないそうだ。そうこうするうちに彼が誰かに電話していて「今、××と飲んでいるんだよ」と言う。え、共通の知り合いなんていたっけ、と思っていたら、なつかしいK氏への電話だった。「仕事中だから後で電話するって」と言う。こういう答えは来る気がないと解釈していたら、ひょっこり入って来た。こういう時西洋人だったら抱き合ってキスなのだが、そういう挨拶が自然に思えるのはこういう時だ。同級会で昔のままの姿になる、という話はあるが、同級会なるものは出ないので知らない。でも昨夜はそんな感じだった。話せば話すほど昔と同じじゃないか。ほとんどあらゆる人をバカ呼ばわりして相変わらずのフリーランスのK氏は、すっかり組織人のS氏に暴言を吐いている。なつかしさと楽しさについつい酒が進み、時間も進んだ。組織人のS氏は3人の中では最も良識あるのかどうか、早めに帰ったが残りの2人はさらに飲んでいた。こういう習性がフリーでしかない所以かも。でもこの場所に留まる理由になりそうな出会いだったな。
by kienlen | 2007-03-29 21:23 | 男と女 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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