お隣のタイ料理店のオーナーと話す

ずっと引きずっていたワークをやっと納品した。きっちりと締め切りが決まっているものだと何が何でも間に合わせるのだが、曖昧だとズルズルしてしまうという悪い例。おかげでいつもどこかにこびりついていて気が晴れなかった。そもそもそんな状況を何ヶ月も放置していた自分がいけない。もう後がないと決まった数日でドドドとやった。納品してから午後の別件までに時間があったから、納品場所近くの友達に電話してお昼を一緒にしようと思ったが出なかったから、夫の店に行った。カウンターに男性が2人いた。どっちも顔見知りだったが1人はすぐに帰って、もう1人のAさんと話した。彼は県外から来て、夫の店から歩いて5分もかからない場所にアジアン雑貨とタイ料理の店を始めた。1年半ほど前のことだ。手をかけて内装して、いかにも日本のアジアンという体裁になった。Aさんは若くてとってもカンジのいい人だし、注目度も高くてメディアへの露出も目立つ。タイ人のコックさんを雇うと言っていた。タイ料理の人口はそんなに大きくないので、夫の店はつぶれるかなあと、その時に思った。美味しい+リーズナブルという以外に特徴のない店である。

ところが、開店を控えた頃にAさんから「コックさんを紹介してくれないか。決まっていた人がダメになった」という相談の電話があった。当方もアテはない。そんないい人がいたらこっちで欲しいんだし。だからそう言った。その時に、傍から見ていると簡単そうだけど、考えてみると日本人がタイ人を雇うってそう簡単じゃないな、と思った。言葉の問題もあるし習慣の違いもある。コックさんは日本語を必要としないから日本に何年いても上達しない人が多い。夫の店のコックさんも全くダメだ。おかげで夫がダメなら私が行くしかないってことになっている。Aさんの店では、しばらくの間、日本に長くて日本語もできるタイ人女性がいたが、じきに辞めてしまった。なんでも「立ちっぱなしなのが嫌」とか。そういえばバンコクで驚いたのは、スーパーのレジの人達が椅子に座っていることだった。あれから、なんで日本ではレジの人が立っているんだろう、疲れるじゃないか、と感じるようになった。極端に言えばタイ人は楽な道を探し求め、日本人は忍耐を美徳とするようである。どっちもどっちであるが、両者が出会う場面ではこの違いは大きい。「今、誰が料理しているんですか」と聞いたら「僕、自分で作ってます」とAさん。パッタイ(ヤキソバ)とヤムヌア(牛肉のサラダ)ともち米を食べて帰って行った。みんな、なかなか大変なんだ。
Commented by クリス・ティー at 2007-03-27 08:21 x
へえ~、あたしがいなくなってからそんなお店が近くに出来たんですね。そちらはタイ料理店飽和状態?あたしが今通っているお店は基本的に我が町初の本格タイ料理店とのふれこみです。今後増えていってくれればなあ、と願っています。
すんません。いつのまにかこのブログで自分の名前が挙がっているのを見てびっくりして駆けつけましたが、あいにく件のドキュメンタリーを拝見していないため話題に乱入できませんでしたm(--)m。
Commented by kienlen at 2007-03-27 08:33
昼営業はなかったけど、今は徒歩5分程度圏内に4軒ありますよ。引っ越してきたのもあるから。でもシドニーはタイ料理店ばかりだというし、たくさんあると興味もつ人も増えるかもしれないし、何よりそれぞれ味も違うし、いいんじゃないでしょうか。飽和にはまだまだでしょう。
by kienlen | 2007-03-26 22:45 | タイの事と料理 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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