『国家とメディア』を読んでいる途中

お昼まで寝ていた。自分としては風邪っぽいという言い訳を自分にしていたわけだが、子供達が黙って出かけて行き、夫はカギまでかけて出て行った。私がいないと思ったんだろうか、カギをかける方がいるかいないかを確かめるより楽ということか。これだとベッドの中で冷たくなっていても何日か気付かれないかも、と思った。はやりここまで寝ていると気分はよくない。すごく怠惰だと思う。鼻水でるし、しばらくぼっとしていたが、せっかく時間があるんだし本を読もうと思った。ここんとこ読みかけばかりで満足感なし。でもそれらに手をつける気になれず本棚から『国家とメディア-事件の真相に迫る』という魚住昭のを選んだ。この著者は好きなので、中身を見ずに買ってあったもので、てっきりこのテーマについての書き下ろしかと思っていたら、いろいろな雑誌に連載していたものをまとめたものだった。だからひとつが2ページくらいと短い。

こういう本は持ち歩きとかトイレとかお風呂にいいから、それ用にしようかと思ったけど、読み始めたらあまりの面白さにやめられなくなってしまった。でも読み始めた時間がすでに遅く、じきに息子が帰って来て高校や将来の話をすることになり、娘が帰って来ていろいろ話しかけて読書のじゃまをする。私なんか、親の顔色ばかりうかがう方だったと自覚しているから、こうして相手の状況を無視して話せるという子供達が羨ましい。娘は体調不調から早くも完全復帰したことが嬉しいらしくやけに元気がいい。こっちが本を片手に食事しているのに「2桁の暗算するから問題だしてくれ」とか悪趣味な用事を言いつける。だから「インド人がそういうの得意らしいからインドに行けば」と言って避難した。さて、このような人が「ジャーナリスト」なんだろうと思う。綿密な取材と資料を元にして事実を突き止めていくという姿勢で徹底している。そして肝心なことは権力を監視するという役目を忘れていない。平易な文章なのですっと読める。ごまかしてない。とってもサッパリするのだが、それで余計に暗澹たる心持になる。
by kienlen | 2007-03-15 21:38 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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