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デキとカネ

すごい勢いで仕事した。こんなことはめったにない。近年初めてかもしれない。そもそも私の場合は通常は量がないのにただ呆然と考えて時を過ごして時間がかかるだけなのに、今回は時間をかけて考えるようなものじゃないから、ひたすらキーボードをたたいていた。途中で、いよいよ受験が迫った息子が自ら「参考に見ておいてよ、費用とかも書いてあるから」と『進路指導の手びき』を持って来た時も、娘が「キツクてボタン取れない」と服をめくってズボンを見せた時も、作業を中断するのが惜しくて上の空だった。ごめんよ、という気持ちから息子の手引きにざっと目を通す。「市教育会進路指導研究委員会」が発行元。ここの先生達が「心をこめて」作ってくださったものなのだそうだ。各校のデータの羅列なので、どこに心がこもっているのかは、表面的には分からない奥ゆかしい製作方式をとっているようだ。

それにしても、である。公立に行けなくて遠方の私立になった場合、学費は3倍もするんだし交通費もかかるしその他諸々だからグロス数倍かも。デキが悪いということは、お金がかかるということだ。ワインなんか飲んでいる場合じゃないと思うと、酔いが冷めて青ざめてますます量が増加して、ますますこっちのお金もかかるということだ。体を壊したらもっとお金がかかる。どうしたらいいんだ、今年は新年から悩みばかりである。悩み過ぎで病気になったらもっとお金かかる。地獄の沙汰も金次第って、確か筒井康隆だったなあ、なつかしい、好きだったんだ。息子が夕食の時、いつもながら受験生の暗さなしに「公民の授業やっていると世の中のこと分かるんだよねえ」と言うから「アンタ、教科書で世の中分かるなんて安易な口をきくでない!」と怒ったんだが、教科書は卒業したはずの自分だって何も分かっていないことに気付いた。この手引きのおかげだ。ここらへんにこっそり心をこめてくれているのかと思うと泣けてくるが、がんばろう。
Commented by クリス・ティー at 2007-01-12 14:30 x
今日タイレストランに行ってきましたよ!当然ながらお一人様来店でカウンター着席でしたのでお店の人と話す機会も多く「辛くしてくれ」と頼んでしまいました(この私が!)。なにやらムエタイくずれっぽいいかつい体のオーナーによるとシェフは北東部出身で、「北東部の料理が美味いので、ぜひともその地方から呼びたかった」と仰ってました。お手伝いの青年はバンコク出身らしく、首に彫られた蜘蛛の入れ墨が気になりました。カウンター越しに目が合う度に「アローイ」とウィンクしておきました。私は皮がぷりぷりとしてソースも美味だった生春巻きが気に入りましたが、全体量が多かったので次こそはパッタイや単品狙いで行ってみようかと思います。
お会計時「ごちそうさまでした~。サワディー・カ~☆」とキッチンに手を振っておきましたよ。楽しくコミュニケーションとれたのもワンポイント会話アドバイスのおかげです。ありがとうございました。
お互い息子の受験には悩まされますが、乗り越えていきましょう。
Commented by kienlen at 2007-01-12 18:49
本日の子供たちの夕食はトムヤムクンとタイ風野菜炒めだったんですが、私が帰りついた時には残骸しかなかったです。それでトムヤムのインスタントラーメンを作って食べることにしました。そっちのレストランにも行ってみたいもんですねえ。小さな入れ墨しているタイ人は結構いますよ。
by kienlen | 2007-01-12 01:31 | 家族と子供の話題 | Comments(2)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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