公の留学生受け入れ事業なのに

やっと外に出る用事ができた。朝食食べるのが面倒で、コーヒー1杯のみでタイ人の高校留学生の日本語指導へ。毎日日本語の中にいるわけだし、若いしで、日常会話はみるみる上達している。しかしもう帰国の日は近づいていて、担任から帰国説明会の日程について知らされていた。生徒が、タイの専門学校に戻ってから困るから成績証明書を発行してくれと頼んだ。こっちで学んだ単位の成績をつけてもらわないと、帰国後に全部試験を受けるから大変なことになるし、へたすると卒業できない、という。実は昨年の生徒が成績証明書を持ち帰らずに大変な目にあったのを見ているから、あの思いは絶対にゴメンだというのだ。担任は、所定の形式があるのかとか聞く。見本は持参しているが、それにこだわる必要なくて、とにかく学んだ教科が分かって、校長と担任のサインがあればいい、とタイ人生徒。ただし英文で。「ええ、英語なんてないよ」と担任。

何でもかんでも英語で事足すのはもちろん不公平だとは思う。しかし、現実的に英語が世界共通語の今、しかも教育機関で英文の書類ひとつ発行できないって、まずくないか、というのが私の感想だ。しかも今回は県教育委員会の留学生受け入れ事業である。まさか用意できないはずないわけで、すでに様式があっても当然。お節介ながら「それは教育委員会で用意してもらえばよくないですか」と口挟んでしまった。ついでに「国際課だってあるんだし、あそこにガイジンさんたくさんいるんだし」とまでのお節介。日本の学校にたまにうかがっていて感じるのは、外国人の移動に際して、証明書の発行に注意があまり向いてないということだ。以前にも似たようなケースを経験している。国を越えた場合、結局書類だけが証拠になるわけだから、それがないと継続性が途絶えてしまう。彼の新しいホームステイ先は3人のきょうだいのうち上からカナダ人、マレーシア人と結婚なり婚約なりしているから、年越しにはみんな集まって大きなケーキを食べたそうだ。変化の速い所と遅い所の差は大きいようだ。
by kienlen | 2007-01-09 15:49 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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