寂しいタイ人たちと私たち

掃除がてんで片付いてないので朝から始めていた。寝坊してきた夫が風呂に入ってから「何食べに行く?」と聞くから「今日は店休むわけ?」と聞いたら休むそうだ。それでうどんを食べに行った。朝から何も食べてないのですごく空腹で「たくさん食べてもいいか」と聞いたら「ビールも飲めば」と言っている。実は今年は酒を控えようと思ったのに早速挫折してちょっと飲む。もうここまでくると美味しいとかじゃなくて依存であり体に負担がかかっているはずなのだ。夫とゆっくり話す機会というのはこういう時くらいしかない。「ここ数年、私が生活費出してきたから今年はあなたが出してくれ」と言ったら金額を聞くから「子供の給食費だけで2万、今年は高校だからもっと経費かかる、塾代で○万、電気○万、灯油○万、私の外食をのぞいた食費○万、一番高いのは国民健康保険料で○万、私の年金は入ってないからね、車関係も…」と説明していったら、じゃあ、年間100万円払おうという。どっから出てきた数字か知らないが「まさかそれで全額面倒みていると誤解しないように」と釘をさして合意する。ついでに「だいたい家賃だって払ってないでしょ」と言ったら「家事はしているし、子供の世話しているんだからその分を払え」というから「それをするのは当たり前でしょう」と言いつつ、なんか涙が出てきた。この言い方はないだろう。

そんなやり取りの最中にさらにこう言う。「店はじきに止めるつもり」と。「で、何するわけ」と聞いたら「タイで事業する」と言う。2、3か月ごとに行き来しながら。タイ人の大方はこういう表現するから夫も正真正銘のタイ人である。「じゃあ、損失の方が大きい可能性あるよね」と言うと「当たり前でしょ」と言っている。確かに当たり前。「何でタイなのよ」と言うと「自分の力でできるから」ということで、これはまあ分からんでもない。店やるにしてもガイジンの名前じゃあ貸さないって言われたし日本語の書類読むのは大変だし税金も高いしな。しかし昨夜バンコクで数ヶ所で爆発があって夫自身が「何でもあるいい国なのに肝心の人が悪い。信用しあってないしやたらに争ってばかり」と言っていたばかり。それになんといっても武器も薬物も豊富すぎる。そんな話をしている間にも夫の携帯には電話がどんどん入る。「このへんのタイ人の知り合い何人いるのよ」と聞くと数十人はくだらないという。大方の人々は孤独だ。滞在が長期化するほど、お祭り気分や一時的な興味の段階を超えていく。夫は私を送り届けてそのままタイ人達に会いに行った。というわけで、頼る相手はいないものと思え、を肝に命じて中年の危機の時期を乗り切らないといけない。
by kienlen | 2007-01-01 14:33 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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