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空の巣症候群にはちょっと早すぎる

1日中パソコンに向かっていた不健康な日だった。なんとか予定をこなし、しばしほっとする。しかし孤独感が募ってしょうがなく、家族のぬくもりみたいなものを感じてみたいと思っていたら、夫が珍しく自分から、明日は温泉にでも行くか、と言い出した。私に言うんじゃなくて娘であるのはいつも通り。しかし、このところずっと休日は外出で夕方も帰らずで、別の家族がいるんじゃないか状態だったから、そのへんを尋ねてみた効果だろか。別に効果を求めて聞いたわけではなくて、子供に対しては責任があるという点は確認しておかねばならない。温泉はいくらでもあるが、遠くに行きたい気分で、夫には「私が運転するから車の中で寝ていていいから朝から出る」と告げる。留守の間に彼がタイヤ交換しておいてくれたので山道も安心だ。息子は行かないと言って食事の心配をするので鳥唐揚げを朝のうちに作ることにして、下準備したところ。

子供たちはまだ手が離れるわけではなく、かといって世話する段階は脱している。これについて夫の方がとまどっているようだ。この間も「何のために子育てしているのか分からない」と言い出した。まず息子が父親と話したがらない、だからかわいくない、娘の方がいい、というのである。「タイだったら親の面倒を見るのが子の役目なのに」という。このヘンが一般的タイ人と私の大きなギャップである。チェンマイでの親子愛も感動したが、夫も親との葛藤があったタイプではない。今でこそ何も言わないが、最初の頃は「母と合わない」なんてこと自体ですべて私が悪いってことになっていた。私は合わないと言っているだけで彼女が悪いとも自分が悪いとも思っていないが、その感情を否定されるのは結構辛いものがある、というか、あった。家族の中でひとり外国人で孤立するのは私が経験して、それがいい状態とは思えず、防ぐ努力はしてきたつもりだ。息子が特に父親を嫌っているとも思えないが一応「パパと話したがらないってホント?」と聞いてみた。「別に~、同じだよ」と言っていた。それにしても、タイ人と話していると「もう大人だから」という言い方を自分の子に対してする年齢が中学生くらいである。夫も、盛んに言っている。日本人の子供扱いも極端だが、これはこれで…。
by kienlen | 2006-12-23 23:46 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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