店が暇で新しいコックさんと雑談

先週はタイに居て物理的に不可能だったせいで久々の店番だった。コックさんの引継ぎが済んだらしくて新しいコックさんが1人でいた。彼について夫は「作るのが遅い」と心配して、8時に顔を出すと言っていたが、心配するまでもなかった。お客さんほとんどなかったから。この間、友人に「自分の仕事がなくなったら夫に養ってもらおうかな」と言ったら「失礼だけどあの店でそこまで儲かると思えない」と言われたが、その通りだ。暇なんでコックのSと雑談。「ママがタイにいる間に妻から何度も、どんな人か会いたいと電話があった」というから「バンコクは2日だけで時間なかったから次の機会にね」と答える。しかし今回の状況だったら会う時間あったから残念ではあった。話のきっかけに「これまで働いていた店でこんなに暇な日ってあった?」と尋ねてみる。すると「だいたい1日60万円の売り上げで30万切ると呼びつけられる」と言う。それってウチの月収かい、って感じだ。で、お昼から深夜まで休みなし。

Sは沖縄に本店があって東京と成田に支店のある店の成田支店で働いていた。毛糸の帽子被って小柄なので、そのへんでギターを抱えていたら路上ライブの若者みたいだが、40歳というから驚き。彼によるとこれまでの日本での経験はかなり悲惨だったようだ。タイ人男性と日本人女性が経営するその店では、コックが5人とコック見習いアルバイトが1人、皿洗い専門が1人厨房にいて、ホールは入れ替わりに学生達が担当。お昼から深夜まで休みなしで働き詰め。毎年3-4人のコックをタイから呼ぶが、過酷な労働状況にほとんどが逃げてしまう。それでSは、来日時に自分と妻と父母から1年間は逃げないという契約書へのサインを会社から求められたという。「それくらい忙しいと遊ぶ暇なくていいよね」と言ってみたが反応なしで、とにかく疲れたと言うだけだ。給料をきいてみたら20万円。本当だとしたら驚きの安値。しかも経営者夫婦揃って細かくて、あれこれ指示して…と愚痴はつきない。1年契約を終えた時点でタイに戻っているのが疑問だったが、これで理由が分かった。契約更新すると逃げてしまうからしてくれないし、彼自身がその過酷さに耐えられなかったようだ。それにしても成田ではそんなにタイ料理好き人口が多いのだろうか、ちょっと信じがたい。
by kienlen | 2006-12-19 23:43 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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