馬のモツ1頭分を食べる会へ行く

朝、寝坊したいのを圧して実家に外泊した娘を迎えに行った。雪がちらついていた。それから、やり残しの在宅ワークを片付ける。昨夜のうちに終わらせたかったのに、やる気になれず、ギャオでニコール・キッドマンの宣伝映画みたいな『誘う女』を最後までしっかり見てしまったのがいけなかった。ともかくなんとか午前中に終えて、午後は「馬のモツ1頭分を食べる」という会に、夫と行った。というのは、この会でタイの臓物料理についてちょっと話してくれと頼まれていたのと「トム・セーブ(東北地方の臓物スープ:東北方言で美味しい煮物の意味)」をひと鍋注文されていたからだ。この会で被差別部落における臓物料理文化等の講演を聞く。短い時間だったが興味深い内容だった。それから、私達が話した。たった15分なので自分で話そうと思ったが、当事者の方がいいだろうと思って夫に頼んだら「内臓を食べるなんて当たり前すぎて何を話していいか分からない」と言うから、私が尋ねて夫が答えるという形式にした。

夫の話はこれまた興味深いものだった。タイの田舎では出産やら結婚やら葬式やら祭りやら、はたまた来客があった時などに、庭にいるニワトリや豚を絞めるのは今もフツウであるが、私自身はその現場を見たことがない。これから絞められるニワトリを自転車で運んでいるシーンまでがせいぜいだった。彼に「自分で殺したことがあるか」と尋ねたら「小さい時からお父さんの手伝いをして、どの部位が食べられてどこはダメか教わった」と言っていた。結局「毛以外は全部食べる」ということだったが。それから、在日タイ人たちが内臓を食べたがるので、それを買うために工場を探した、ということも話していた。だから、メニューには書いてないが、店にはたいていおいてある。臓物を差して、日本人って美味しいところ食べないよね、とタイ人にはよく言われるのだが、今日の会は、そこで言うところの美味しいところだらけだった。夫はかなり食べ過ぎたようだ。それから、今日は、彼の日本語が上手になっていたことに驚いた。そうだ、もう10年も暮らしているんだ。
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Commented by juntobaguio at 2006-12-05 11:54
フィリピンでも同じですよ。お客さんが来ると、わざわざご馳走を買いに行くのではなく(もしかしたら買えないのかもしれないが・・・)庭にいる犬、鶏、ヤギを潰してご馳走してくれます。
本当にご馳走してくれる時は豚を買っておいてくれて、やっぱり庭先で捌いてくれました。捌きのプロもいますが、男の人たちは誰でもそれなりに出来るようです。小さいころから手伝っていたからでしょうね。
Commented by kienlen at 2006-12-05 15:44
はるかフィリピンからようこそお越しくださいました。様子を拝見していると、特に自然環境などはタイに似ているようですね。タイ行きを前にフィリピンからのコメントで、真冬日なのに南国気分になってます。
Commented by 中古車輸出業の実務講座 at 2006-12-05 22:22 x
アジア同士だし
やっぱ日本ともどことなく食生活似てますよ
by kienlen | 2006-12-03 19:35 | タイの事と料理 | Comments(3)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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