文書はもっと面白くしてもらいたい

いつになくリラックス気分の中で、憂鬱な事がひとつあった。税務署の書類である。定型文書への記入がここまで嫌いだと相当にソンしていると思うが、なぜそこまで嫌いかというと、細かい注意書きを読むのが面倒だし、意味がよく分からないからだし、あと、とにかく面白みがない。それで、ずっと前から漠然と考えていた会計士への依頼をまた思う。しかしこの分野こそ、知り合いがいない。自分には縁のない世界のように思う。それで昨日、事業をしている友人に電話して紹介してもらった事務所をさっそく尋ねて、この際だから依頼してしまう。それで肩の荷が下りた。このストレスを思うとお金に代えられないと思ってしまう。しかし夫はそう満足そうではない。何しろお金がかかるから。そもそもこの書類は彼の関係分であり、それも私の負担感に一役買っているから、彼が日本語の書類に記入できる日本語力があればこういう問題は起きないのだが、ここまでの日本語を理解するのも相当な困難であることは分かるから責めるつもりはない。いっそ、すべての書類にタイ語とは言わないから英語を用意して欲しいと思ってしまうのは、こんな時だ。

自分が覚悟して暮らしている国の言葉は覚えるべきだと思うが、そうはいってもそう簡単にはいかない。日常会話は大方分かるということと、このような文書の意味が分かることは全然違うことだ。実は私も記入していて「あなた」が誰を指すのか間違えて書いてしまった。もう、うんざり。「あなたが○○がなく、かつ、○○にも○○にも該当しない場合には、以下に記入する必要はありません」かあ。日本語は最後まで聞かないと分からないというのは、この事だ。法律に従ってのものだから、細部まで断り書きが必要になる。寡婦とか寡夫も分かりにくい言葉だし「特別の寡婦」って何だろう。それに、いつも思うのだが、こういう文書の文面はもっと楽しくできないものだろうか。すみずみまで読みたくなるような書き方だったらここまで億劫にはならないと思う。正確で、かつ分かりやすい文面のコンペでもやって、もうちょっと改善してもらいたい。でもそれで氾濫しているのがマンガ使用というのも解せない。あれはあれで私には分かりにくい。というわけで、会計士に依頼はしたものの、当方での記入欄をミスしてしまってイライラしている。今日はこれから上京だ。その前に仕上げようと思った文書はもちこしだ。ああ、イライラ。
Commented by クリス・ティー at 2006-11-28 12:40 x
なんだか「がんばれ」としか声のかけようがないご様子ですが、お身体御大事に。確定申告のたぐいはあたしも閉口しています。ストレスの肩代わり、というのはなんにでも需要がありそうですね。だからといって開業しようと思うにはあたしはあまりにも快楽主義者で無理そうですが...
でまあ、楽しい文章をそれなりに追求してきましたがミニコミ紙のお仕事はお断りして今度スイミングスクールに勤めることにしました。もともと文筆稼業は余技だったので、どうせなら新しいことがしたくなったので。お嬢ちゃんの水泳指導が必要なときはご用命を。
Commented by jun at 2006-11-28 19:12 x
役所の文書や仕事って大変ですよね。継ぎはぎだらけの家のよう。上からしょっちゅう雨漏りがし、いつもいくつもの手で受け止め急場を凌いでいる。これは、知人の役所の職員の弁。納得。
記入ミスもいやですね。私もよくやります。
「改善」は民間では毎日行われ「カイゼン」という日本発の国際語になっているそうですが、役所では治外法権。でも少しはよくなっていますよね。でも遅い! 遅すぎる。
すみません、つい興奮して。ブログを見ていて腹が立ってしまいました。
役所もサービス業と認識されつつあるので、訪問サービスしてくれればいいのにね。やさしく書き方も教えてくれて代筆もしてくれて。私たちはその仕事振りをチェックして、納得したら、サインする。役付きの人が残業代無しで。それを繰り返したら少しは良くなるでしょうか。
Commented by kienlen at 2006-11-29 17:39
クリスさん、水泳指導似合いそう、おめでとう。ここまで指導にきてくれるんならお願いしたいです。そこまで行くのはちょっと。junさん、カイゼンが国際語って知らなかった。そういえば使いやすい言葉ですね。もっとも言葉が使いやすくても実行しやすいかどうかは別問題ってところでしょうか。なお、訂正のための修正ペンを買う時間がなくてまだ片付いてないです。
by kienlen | 2006-11-28 06:16 | その他雑感 | Comments(3)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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