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『父親たちの星条旗』を見た

夫と娘、それとは別に息子も花火を見に行ったので、店番がてら食事に行ったら、タイ人たちが大音響で音楽をかけてくつろいでいた。慣れてない人がドアを開けてこの雰囲気だったら怯んで帰るに違いない。これでいいのかな、と思いつつも、ついでに私まで怯んだ、というわけではないが、場違いみたいだったので外に出た。映画でも見ようかと映画館の予定を見たら、時間的に最も早いのが『父親たちの星条旗』で、1時間先。周辺は韓国料理の店が多いから、その1件の食堂っぽい感じの所に入ってみることにした。カウンターで若い女性がビールを飲み、ママさんと話していた。タイ語だったら分かるんだけど韓国語じゃあ、どうしようもない。私もビールを頼んでビビンバを食べる。最近見つけたタイ語の文法の本を読みながら時間をつぶしてから映画館へ。

新しいシネコンは席が固定される。予約とか固定が苦手で美容院の予約もできない自分なので席を決められるのは嫌だ。入った気分でどこに座るか自分で決めたいから指示するな、と言いたいが、どうせ空いてるだろうからいいや。それなのにご丁寧に「今、周囲に他のお客様がいない席はここです」と言っている。意外に混んでいるのかと思って期待したら8人しかいなかった。つまり一列に一組で、しかも列の半分も埋まっていない。

監督でどうのこうの詳しいわけではないが、クリント・イーストウッド監督は『ミスティック・リバー』も見た。それでどっちも後味のよくない映画であるし、構成が複雑で、結構分かりにくいところも似ている。なんというか、キリっとした感じがないのが苦手なのだと思う。それにそもそも戦争映画は基本的に好きじゃないし、間違ったものを見てしまった。1200円払ってなければ多分途中で退出。きっと悪くないんだろうな、正義感あるし、多面的にいろいろ描いているし、反戦でもあるし、でもなぜ好きになれないのか。知的な刺激でもなく心を打つのでもなく…。なぜかなあ。一考の余地あり。『7月14日に生まれて』と印象は似ている。きっといい映画なのだ、でも何か違和感。何なのかはおいおい考えることにする。
by kienlen | 2006-11-23 23:23 | 映画類 | Comments(0)

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