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凧揚げ返上で手芸店へ

娘が凧揚げ大会に出場するというので、言われた通りに河川敷まで車で連れて行った。でも誰もいない。練習しようと思って1時間も早い時間を言っていたようだが、実は自分ひとりでは揚げられないという。なんてヤツだと思ったが、私も凧揚げをしたことがないので知らない。夫は上手だったはずだが、まだ寝ていた。しょうがないから車の中で新聞読んで待っていたが、時間になっても誰も来ない。草刈りしていた人に聞いたら「凧揚げ大会、ここでやっていたなあ。でも中止になったって聞いたよ」と言われた。帰宅してネットで調べたがどうやらそのようである。どこも予算削減。もっとも予算消化でごまかしている所も多いようだが…。学校で作った凧を抱えて娘はムスっとしていたが、振り回されたのは私。今の季節は毎年そうだが、編み物がしたくてたまらないから、手芸店へ物色しに行くことにする。手芸店はめっきり少なくなってしまって郊外の大型店しかない。手芸店で働きたい夢が叶って昔勤めていたことのある店も、とっくにつぶれている。

店内に入ると、娘はクロスステッチのキットの前で立ち止まって欲しがっている。私がちょうど彼女くらいの時に私もこういうモノを作っていた。あの頃、夏は山で遊べるが冬は行き場がない、村内に友達もいないので1人で縫ったり編んだり刺したりばかりしていたことがなつかしい。記憶の中に入り込みながら、娘に好みのものをひとつ選ばせる。それから図書バックに穴があいているというので、デニムで作ってやることにして1m買う。それと鉤針を1本。会計したら5000円を超えていてびっくりした。クロスステッチのキットの値段が思いがけず高かった。値段を見ない自分も自分だが、いま時の手作りは贅沢品になっている。昔、セーターを編む時は買うより安いと思ったものだが、今は買うより高い。もっともそういう比較は一概にできないとしても。「あーあ、仕事をしなくて良ければ毎日何か作れるんだけどねえ」とため息をついたが、娘は無関心そう。親の心子知らずって、こんな時の諺じゃない…んだろうな。娘に教え始めたらどんどんいろいろな事を思い出して熱が入った。が、家が仕事場なので、帰宅すると気分が仕事モードになるって、結構辛いものがある。
by kienlen | 2006-11-11 15:14 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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