午後7時を午前1時と誤解した息子

朝一番で打ち合わせ1件、それから別件で取材、それから全く別件で運転2時間の地へ、という予定だった。お昼を食べる時間がない可能性もあるので、おにぎりを持参する。でも結果的には朝のうちに食べてしまったが…。朝出掛けに夫に「帰宅は多分7時になる」と、つまりは夕食担当を頼んでいたら、会話を聞いていた息子が「え、1時に帰るの?!」と言ったが、面倒だから答えずに出かけた。2時間の地へ行くまでは予定通りにスケジュール消化。でもその地の仕事は予想の倍もかかってしまった。夜道になったので、いつもの山越えはやめておとなしく国道を来たら、えらく渋滞していて、帰ったら9時過ぎていた。昨夜も子供に会ってないので、食事も抜きであせりつつ着いたら、娘が「兄ちゃんがママは1時に帰るって言ってたよ」と言う。彼の誤解であるが、誤解した理由を考える時、一抹の寂しさを感じる。

私達夫婦が、ごくたまに交わす会話はタイ語であるから、今朝ももちろんそうだった。タイ語では夜の7時から夜になるようで「夜1時」が日本語の午後7時にあたる。それから8時=2時、9時=3時と続いて、夜中の12時は、専用の単語があり、そこからは深夜の時間帯になって、深夜の数え方でまた1時、2時、と数え、5時まで続く。6時から「朝6時」の数え方になり、朝7時、朝8時と続く。12時は専用の言葉があって、午後はまた、午後の数え方で1時、2時、3時ときて、4時から夕方の数え方で4時、夕方5時、夕方6時まできて、夜1時=7時に戻る。時間の表現は結構複雑で覚えるのに苦労した記憶がある。それに、ちょっと違う数え方をする人も時々いて、通訳の時は確認しないと混乱することがある。公式には24時間表現を使うが、話し言葉では先の複雑な方だ。それで、息子である。もうタイ語を忘れているので「1」という単語だけ聞き取って、日本語風に深夜の1時と誤解したに違いない。4歳まではあんなに流暢だったタイ語を維持できないのは、夫に責任があると思うが、そういう方面にも向き、不向きがあるから、彼に期待したってしょうがない。息子にあまり言うのも酷だから、間違いを訂正したのみで黙っていたら、自分でボソボソ復讐していたが、発音がなんかヘンになっていた。言葉って、子供って、残酷なんだ。
by kienlen | 2006-10-18 23:05 | 言葉 | Comments(0)

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