階層論的に見回すと

秋晴れの気配の今日はどうしようか、と話していた午前中、娘に友達から電話があった。「お昼食べにおいでと言うから行ってくる」と言って、近所の友人宅に出かけた。息子は息子で「お昼食べたら友達の家に行く」と言う。息子の昼食を作って、自分は夫の店へ。それからずっと友人と話していて夕方帰宅すると、すでに帰宅していた娘が「焼肉だった」と報告。「ジンギスカンと豚肉と熊だった」とのこと。熊!「シマちゃんのお父さんってハンターなの?」と聞いたら「知らない」。他人の家に行ったら根掘り葉掘りプライバシーについて尋ねること、とは言わないでおいた。娘は鹿とか熊は好物なので楽しんだようだった。で、どこでバーベキューしたんだろうと思ったら、ベランダだと言う。小学生3人と中学生2人と大人(両親)2人。これだけの人数を収容できるベランダ…。「すっごい広いんだよ、ウチのベランダの4倍くらい。食べた後でかくれんぼした」と言う。ウチのベランダも一応、物干し竿だけでなくて据え置き式の物干しを置けるくらいのスペースはあってハンモックも吊るせるし、広いつもりでいた。さらにかくれんぼできるということは、障害物もあるということか。さらに3階建てだという。

と、そんな話をしていたら息子が帰宅。「3階までずっと天井のない家だったよ」と言うから「それ、吹き抜けって言うの」と教えてやる。しかし、3階までの吹き抜けか…。あれがあった、これがあったという説明。「家の人はいた?」と聞くと「分からないよ、広すぎてどこに誰がいるか分からない」とのこと。「じゃあ、泥棒が入っても分からなくて怖いよねえ」と言うと「2階に直接入れるんだ」と言う。泥棒用の通路かと思ってしまったが、たぶん違う。以前から薄々感じていたのだが、この辺りの人は不労所得層が多いのではないか。郊外という場所ではないから地価は結構高い。そこに宅地開発が進んでいるから、地主は儲かる。離れ住まいの子も結構いるし、ゲームなんかわんさか持っている子もいて、ウチで禁止しても借りまくり。こういう地区って、多分所得は中の上、でも職業威信的には高くない自営業層。で、こういう地区の子育て環境は、知的よりは消費的に走りがちに思える。一昔前なら、金はあるが学歴の低い親が子供に学歴をつけさせようと思い、子もその期待に応える、みたいな構図が予想されるが、豊かで学歴信奉も崩壊気味。そもそもここまで子供が減れば、選ばなければどっかの大学に入ることなんて、金さえあれば難しくない。そんな環境の中で、そんな人達とは全然違う経済的状況下に生きる我が家の子達。一体どこへ行くのか。
by kienlen | 2006-10-09 19:29 | 地域 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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